今回ですが,私がよく食べている大砲ラーメンを紹介していきたいと思います。
残念ながら本店に伺ったことはないのですが,これまでカップ麺や生麺などの通販を利用しては,結構な数を食べてきました。
家に泊まりに来た友人たちに晩酌の後に食べさせてみると,翌朝にもう一杯食べたり,お土産に持っていきたいとねだられたりすることが多いです。
今は通販ですぐに取り寄せられるので,豚骨ラーメンがお好きな方は本レビューを参考にお試しください!
大砲ラーメンとは
ラーメンのスープと言えば,しょうゆ,塩,味噌,豚骨の4つが有名ですが,豚骨ラーメンの発祥地は久留米です。
そして,その地で1953年に誕生したのが,今回紹介する大砲ラーメンとなります。
名前の由来ですが,「大砲のように一直線に進んでいこう」という初代,香月昇氏の想いによるものです。
大きな特徴としては,半世紀もの間煮込んできた「呼び戻しスープ」が知られており,創業から現在まで,スープの窯を一度も空にしたことはないと言います。
これはどういうことかと説明すると,その日のスープは必ず使い切らないようにし,翌日の仕込みで新鮮なスープと豚骨をこれに継ぎ足すわけで,そうやって味を積み重ねていくことで生み出されたコクと風味が大砲ラーメンの神髄です。
「これを食べずして豚骨ラーメンは語れない」といったキャッチフレーズも目にしましたが,それは逆に考えれば,本物の豚骨ラーメンを食べたければ大砲ラーメンを選んでおけば間違いないということを意味します。
ただし,難点があるとすれば立地でしょうか。
まずは公式サイトでお店の所在地を確認してみてください↓
参考
更新時点で12店舗ありますが,そのほとんどは福岡県に位置しており,それ以外の店舗も九州にあるため,距離的に簡単には食べに行けない方も多くいらっしゃるように思われます。
私もその1人なのですが,幸運な事に,カップ麺や生麺の通販が利用できるわけです。
自宅に居ながらおいしい豚骨ラーメンが食べられるということで,次章以降でお気に入りのものをいくつか紹介していきましょう!
カップ麺の大砲ラーメン
まずはカップ麺の大砲ラーメンからです。
賞味期限は長く,お湯を入れて4分でできるので,先の呼び戻しスープではないですが,我が家でこのカップ麺のストックを切らしたことはありません。
特徴的なスープはもちろん,たまご麺とカリカリ背脂を再現したところが魅力です。
味は濃厚で,独特のギトギトと臭みがあります。
通常の状態で物寂しいと感じたら,トッピングを加えることでより自分好みの味に近づけられるところも,自宅で作るラーメンの魅力でしょう。
もちろん,普通のままでも十分においしいのですが,私はネギとマー油を加えて食べることが多いですね↓
なお,残ったスープはご飯と一緒に食べるのがおすすめです。
白米でもいいですが,スープチャーハン的にするのに最近ハマっています。
ところで,最近の巣ごもり消費の増加で多方面で知られるようになった結果,品薄になっていることが多くなり,届くまでに少し時間がかかってしまうようになりました。
値段も手ごろな上,評判も上々で,「カップ麺で豚骨と言えば,こちらに勝るものはない」ともレビューされる逸品ですので当然でしょう。
とはいえ,食べたい時に手に入らないのが一番つらいので,私は普段,12個セットを注文するようにしています。
コンビニで別バージョンを見かけたこともあるのですが,多くは似て非なるものでしたので,まずはこちらからお試しください↓
大砲ラーメンの生麺
大砲ラーメンは生麺の状態で食べる方がおいしいのは確かです。
とはいえ,コスパや入手の難しさなどの理由から,カップ麺ほど頻繁に注文することはできませんが,それでも年に数回はお世話になっています。
このとき,カップ麺のベースとなっている「昔ラーメン」の他,通常の「ラーメン」の2つの味が楽しめるところも魅力です。
紅ショウガやゴマが付いてくるだけでなく,チャーシューやメンマが追加されたものも選べるので,値段や納期などと相談しつつお好きなものをどうぞ。
今回は,年末も近かったのでふるさと納税で頼んでみました。
シンプルな具材のセットでしたが,賞味期限が1ヶ月以上あるのが魅力で,これだけでも十分おいしく食べられます↓
上で2つの味があると言いましたが,セットの構成としてはスープのみが異なるものの,味には確かな違いがあります。
定番ラーメンの方をレビューしますと,すっきり飲めるスープなので,チャーシュー以外のトッピングが主役になる希少なラーメンです。
例えば,私が同じようによく食べるのが二郎ラーメンなのですが,スープの濃さに素材の繊細な味わいが消されがちです(もちろんおいしいのですが)↓
-
宅麺.comでいろんな二郎ラーメンを注文してみた!
基本的には桔梗庵中心の二郎ライフを満喫している私ですが,たまには店の味に近いチャーシューや背脂を食べてみたくなるものです。 そこで今回は「宅麺.com」で二郎のインスパイア系ラーメンをいくつか注文して ...
続きを見る
ですが,こちらは刻みネギや付属の紅ショウガのようなフレッシュな具材との相性に優れ,苦みや辛みが良い意味でのアクセントになります。
逆にゴマはスープの一部に加わる感じで,より健康的でまろやかな味わいに変化するのも面白いです↓
カップ麺はスープまで飲み干すとやや重たい感じがすることもありますが,こちらのラーメンに付属するスープはすっきりしていて軽いので,一滴残らず飲んでも気持ちが悪くなる感じはありません。
一方の昔ラーメンは「焦しラード味」ということで,より濃くて荒々しい味わいです↓
食材そのものの味はスープに飲み込まれ,深い味わいが生まれるので,濃い目のチャーシューやニンニク油ともよく合います。
この昔ラーメンはとにかく「食べた感」があるため,カップ麺で味を占めた方はこちらの方がおすすめです。
是非,2つの味を食べ比べしてみてください↓
変わり種の大砲ラーメン
最後におまけで,カップ麺以外の変わり種の大砲ラーメンをいくつか紹介してみましょう!
ネギとんこつ味まぜそば
大砲ラーメンのまぜそばは,特に香りが良く,具も類似品よりかは多目であったり,紅ショウガがキャベツの甘さを引き立てていたりと中々に刺激的な味でした。
とはいえ,そこまで私にはヒットせず,リピートはしていません(2021年12月現在,販売はありません)。
久留米豚骨鍋
2021年の秋ごろに登場したこちらは,大砲ラーメンが鍋になったものです。
鍋用のスープの他に締めのラーメン用のスープと麺までもが付属し,鍋の材料(カット野菜と豚コマ)さえ用意すれば,5分程度で調理できてしまいます。
鍋用のスープは大変にすっきりとした味わいで,ラーメン用のスープは大砲ラーメンらしさが強まるものの,野菜の旨みがプラスされているためか,大変まろやかな味です。
普段とはまた別の味が楽しめるので,私は気に入って数回食べています。
ただし,これらの変わり種は販売の先行きが曖昧なので,今後も買い続けられるかどうかはわからないところに注意が必要です。
まとめ
以上,大砲ラーメンについての簡単な説明と,カップ麺と生めんを食べた感想について述べてきましたがいかがだったでしょうか。
ラインナップの中では,なんといってもラーメンがイチオシで,最初にレビューしたカップ麺が最も簡単に手に入るので,まずはそちらで味を確かめるようにして,ハマったようでしたら生麺にも挑戦してみてほしいと思います。
もちろん,最終的には久留米の本店を訪れれば完璧です。
最後までお読みいただきありがとうございました。