BASE FOODには茹でて調理するタイプのBASE PASTAが古くからありますが,今回はレンジで簡単に調理できる「冷凍バージョン」を試食してみました。
1~2分の茹で時間が必要だった生麺タイプのものと比べて,お湯を沸かしてから茹で上がるまでの時間や手間がない今回の冷凍バージョンは,とにかく楽チンに食べ始めることができます。
なお,BASE FOODは手軽に栄養補給ができることをウリとしているだけに,味や値段の方はいかがなものでしょうか。
早速,実際に食べながら調べてみたいと思います。
冷凍バージョンのBASE PASTAについて
冷凍バージョンのBASE PASTAですが,2023年2月8日に第1弾となるボロネーゼが発売され,2024年3月21日にたらこときのこクリームが追加されました。
なお,これらはBASE PASTAでありながら,区分としては「BASE FOOD DELIシリーズ」に分類されています。
第1弾のボロネーゼに関して,公式が発表している特徴を箇条書きにしてみましょう↓
- 牛と豚の肉が沢山入っている
- 香味野菜をじっくり煮込んだソース
- 麺は全粒粉と大豆を中心にブレンド
- 全体として贅沢かつ濃厚な仕上がり
読むだけでも美味しそうな内容ですが,冷凍での提供となるために調理がレンジのみで完結する(別にソースを用意しないで済む)ところとたんぱく質が36.7gと多めに取れるところが個人的には気になりました。
これが生麺のBASE PASTAだと,ソースが無しの状態ということもありますが,たんぱく質の量はフェットチーネでも30.1gと劣りますし,BASE BREADのプレーンを2個食べると27.6gになります。
もっとも,これに続くたらこやきのこクリームは27.0gしか含まれていないので,ボロネーゼだけが突出していたわけですが,たんぱく質の量が多いことは確かです。
例えば日清のスパ王プレミアム牛ひき肉のボロネーゼは11.9gしか含まれていません。
以下に,冷凍BASE PASTAの主要な栄養素を書き出してみたので確認してください↓
ボロネーゼ | たらこ | きのこクリーム | |
熱量 | 522kcal | 442kcal | 452kcal |
たんぱく質 | 36.7g | 27.0g | 27.0g |
脂質 | 19.3g | 19.3g | 18.3g |
炭水化物 | 53.7g | 43.3g | 48.1g |
食塩相当量 | 2.8g | 2.2g | 2.4g |
これが一食分なので,仮に朝昼晩これらをすべて食べることになったとしてもカロリーは1416kcalと,成人男性がダイエットする場合にも十分使える数値でしょう。
減量中にパスタが食べられるのは驚きですし,もちろん,ミネラルなども色々と加えられていて,不足する栄養素が生じにくいところは安心です。
なお,公式サイトの方から開発スタッフのインタビューを読むことができるのですが,ひき肉が工場で入れられる最大量になっていたり,デミソースに香味野菜の香りを加えているこだわりなどについても詳しく語られていました。
一方で,調理時間としては600Wで5分30秒(たらこのみ3分50秒)くらいかかるのですが,それでも,BASE PASTAを茹でるためのお湯を用意して,さらには時間を気にしながら待つことと比べて,レンジのスイッチを押したら自分の用事をちょっと済ませて気が付いたらできているので非常に楽チンです。
後述するように,麺の固さにこだわる必要がないため,調理中にシャワーを浴び,出てきてから食べるといった使い方も普通にできます。
逆に気になるところとしては,贅沢仕様に加えて冷凍便で届くため,最終的な価格がやや高めになってしまうことが挙げられますが,今や3種類のラインナップがありますから,より手が伸びやすくなったことは確かです。
冷凍のBASE PASTAを食べたときの感想
ボロネーゼ
まずはボロネーゼを食べてみましょう!
中の空気が抜けるよう,右下のところを切ってレンジに入れたら5分30秒待つだけです↓
このままだと中央部分が冷たいままなのですが,これはどうやら避けられないことのようで,かき混ぜるところまでが調理とされています(かき混ぜると冷たいところはなくなります)。
ちなみに上のトレー,やわな作りでは全くなく,このまま空中に持ち上げても,内容物の重さで折れることはありません。
そのため,特に別の容器に移すことなくそのまま食べることができます。
食べてみると,ソースがたっぷりかかっていることもあってちゃんとボロネーゼの味です。
カレーパンのときのように肉が大豆で出来ていることもなく,牛と豚を使っているのも味的には高評価です。
ただし,アルデンテのような固さには仕上がらず,ソバのような感じになってしまうのは茹でる生麺タイプのBASE PASTAに近いかもしれません。
実際,麺自体の味にも似たものを感じました。
ですが,大変に食べ応えのある食事となり,お腹は十分に満たされます。
なお,ボロネーゼなのでチーズをたっぷりかけて食べてみたいところですが,本品の味変に関しては次章でまとめて扱うことにします。
たらこ
BASE PASTAたらこも全体的に味が付いていてムラがありません。
ボロネーゼよりもモッチモチの麺に感じましたが,カロリー的にはご飯2杯と同じくらいで,たんぱく質まで取れてしまうのですから,栄養的にはこちらが優れています。
冷蔵庫に内堀醸造の蟹酢があったのでちょっと垂らしてみましたが,たらこと同じ海産物ということもあって相性は抜群でした。
とはいえ,ちゃんとした容器に入れたら入れたで,より美味しさが増すのは確かです↓
味には周りの環境も大きく影響してくるのだと,食生活アドバイザーの勉強を通して学びました。
きのこクリーム
食べた瞬間,この味が一番好みだと思いました。
きのこはひらたけ,しいたけ,マッシュルームの3種類が混合されていますが,ポルチーニのペーストも使われています。
「クリーム」と聞くとカロリーが高いように思いますが,たらこと変わらず,牛乳の他,ホワイトソースパウダーが使われているあたりが工夫されているのでしょう。
どれもそうですが,ルゥが少ない印象は受けません↓
キノコ自体にも味が付いていて,一緒に飲んだ薄めの海藻スープによく合いました。
公式にもありましたが,疲れて帰宅して食事を準備する気力がおきないときに重宝するはずです。
とにかく楽に食事ができるので,食感の物足りなさなどは覆い隠され,こういう食べ物だと受け入れさえすれば問題なく付き合っていけるでしょう。
BASE PASTAボロネーゼの味変に挑戦
本章では,BASE PASTAボロネーゼを手元にある調味料で味変してみた結果をお伝えします。
手元には,激辛のブルダックソースにタバスコ,ミートソースの隠し味によく使っている甘めの醤油(はぼまい昆布醤油),お好み焼きっぽくなりそうなどろソース,そしてケチャップがあったので,それぞれ試してみましょう。
BASE PASTAは先述したようにソバっぽい食感なので,それが逆にソースと絡みやすく,調味料との相性は良好です。
おすすめを◎,ありを○,イマイチを△で示しますと,以下のような結果となりました↓
- ブルダック◎
- タバスコ○
- 醤油◎
- どろソース○
- ケチャップ○
私は辛さには強い方なので,ブルダックやタバスコは良い味変となり,特に前者は味もより良くなったように感じます。
タバスコは酸味の利いたさわやかな味わいへと変化しました。
醤油(甘めのもの)の使用は特におすすめで,気軽にかけられることも相まって出番は高めです。
ブルダックと醤油をここでは推しておきましょう。
ちなみに,どろソースやケチャップは確かに文字通りの味変にはなるのですが,元々ある味を完全に消してしまうので,BASE PASTAのソースが気に入らないか,大きく味を変化させたい場合に限って試してみてください。
もちろん,単純にチーズを振りかけただけでも十分味変できます↓
なお,塩を振りかけたところ一気に辛くなってしまったので,味の素を使う方が良いように感じました。
他の味についても,例えばたらこ味にシソや海苔を使ってみるなど,様々な味変を試してみてください!
まとめ
以上,BASE FOODから,冷凍バージョンのBASE PASTAの紹介でした。
普段頼んでいるBASE BREADは通常便なので,冷凍便と同梱することはできず,やや価格については高くなってしまうのは残念ですが,一度その調理の楽さを知ってしまうと,冷凍庫にはいくつかストックしておきたい商品です。
更新時点での価格
ボロネーゼ755円,たらこときのこクリーム650円,冷凍便の送料900円
もっとも,継続コースや初回申し込みであれば10~20%引きになりますし,シルバーランク以上の会員であれば,アウトレットショップでかなり安く購入することもできました↓
やはり普段からマイルを貯めて,会員ランクを上げておくものですね。
賞味期限が近付いたものがアウトレットに並んだときは千載一遇のチャンスですし,また別の味が登場するときには何らかのキャンペーンが行われるでしょう。
今回試食したBASE PASTAは,市販の冷凍食品と比べてべらぼうに美味しいわけではありませんでしたが,満足のいく食べ応えとその手軽さ,そしてタンパク質の量が豊富なところは他に見られない魅力で,味変も行えば,より自分の好みの味に近づけることが可能です。
現時点での私のお気に入りは,きのこクリームですが,母はたらこが気に入ったと話していました。
その他,家族からの評価としては,麺が柔らかいので好みという人(母など)もいれば,ソースが上品で美味しいので味変なんて不要という人(父)もいたので,多くの方は1度実際に試して判断することになるでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。