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ニチレイの気くばり御膳をスーパーの冷凍食品と比較してみた

私は普段,ニチレイの冷凍食品を利用することが多いのですが,どんなラインアップがあるのか調べていたところ,スーパーには売っていない冷凍弁当もあるとわかり,中でも一番売れていそうな「気くばり御膳」なるものに興味を持ちました。

冷凍食品と比べ,冷凍弁当は健康とおいしさの点でユニークだということで,今回は単に味の感想をまとめるだけでなく,両者を比べたときの違いについても分析してみたいと思います。

古くは1920年代に,日本で初めて冷凍食品を開始したのが「ニチレイ(旧日本冷蔵)」です。

今では名実ともに冷凍食品業界のトップを走る会社の実力,しかとみせていただきましょう(ちょうど今回,運良く商品提供していただけるということで,大変感謝しています)!

ニチレイの気くばり御膳とは

ニチレイフーズダイレクトの商品ラインナップ

ニチレイフーズダイレクトというサイトにいくと,件の冷凍弁当について確認することができます。

ラインナップとしては,気軽に健康な毎日を送ることができるようになる「ヘルシー食品」の他,食事制限色の強い「健康サポート食」や,完全に好みに従って注文できる「グルメ」の3つがありました。

上記サイトから,デイリーや1週間分の注文ランキングも確認できるのですが,上位のほとんどを占めていたのは「気くばり御膳」のメニューだったので,どうやら,これが一番の看板メニューのようです(きっと今でも変わりないでしょう)。

食事は見た目を工夫することでもおいしくなることが知られていますが,季節に応じたメニューがラインアップに加わるところに,本商品の魅力を感じます。

例えば冬の時期だと,かぼちゃやレンコンを使ったカレーだったり,旬のサバが主役になったセットも見つけられました。

もっとも,収穫した瞬間に冷凍してしまえば旬も関係なくなるでしょうし,外国の別の場所から輸入すればよいだけの話かもしれませんが,ニチレイの冷凍弁当はスーパーで買えるものより高品質となっています。

例えば,後で出てくるハンバーグやカツは,市販品のものだと輸入物と表記されていますが,気くばり御膳だと国内製造になっているといった具合です。

厚みや柔らかさにも違いが出ています。

さすがに目を見張るほどの味の違いは感じませんでしたが,そもそも普通においしいレベルからちょっと上の味に仕上がっていることがわかるはずです。

今や,産地や栄養成分表示の偽装などがニュースで数多く報告される時代となりました。

その中で,日本で初めて冷凍食品を世に出し,臨床試験用の基準食にも指定されているニチレイの食品は,安心しておいしく食べることができるでしょう(ニチレイでは,味覚評価員による検食や食材の衛生検査も当然ながら行われています)。

また,おいしさだけでなく健康面に関しても,食材の豊富さであったり,カロリー,または塩分やタンパク量などの様々な項目が考え抜かれており,ラインアップごとに何を重視するのかが異なるようです。

例えば,気くばり御膳の中でも「パワーデリ」と呼ばれるものはタンパク質が多めですし,「ウーディッシュ」では20品目以上の食材を使用しています。

とはいえ,今回は私が近々健康診断も控えていることもあって,気くばり御膳のお試しコースに決めました。

このコースだと,通常よりも安い値段で購入できる上,送料もかかりません。

いきなり定期便を利用するのも躊躇してしまうので,最初に食べるにはもってこいですよね。

 

 

気くばり御膳の人気商品を食べた感想

ニチレイの気くばり御膳4種

次章では,そんな気くばり御膳から人気の3商品をレビューしていきたいと思います。

調理するにあたっては,空気穴を作ってからレンジに入れることと,調理後の蒸気で火傷しないことが注意点になるでしょうか。

冷凍なので問題にはなりませんが,賞味期限は半年以上ありました。

なお,今回の私はちょっと体重を下げたいので,夕食のタイミングでご飯なしで食べようと思っています。

調理時間は3分20秒~5分20秒と,メニューごとに違いがあるところも好印象です。

デミグラスソースハンバーグ

ニチレイのデミグラスソースハンバーグ

私はハンバーグがかなり好きで,普段からニチレイの冷凍食品のものを買っているのですが,こちらもニチレイっぽさが感じられる味わいです。

製造技術は完成していて安定しているのでしょう。

マッシュポテトは薄味でしたが,その分,パセリの風味が感じられます。

ほうれん草のソテーは特に柔らかいと感じ,ブロッコリーは甘めで変なクセがありません。

オムレツも中が柔らかなもので,こちらはトマトの酸味が感じられました。

すごく空腹になってから食べたのですが,主食(ご飯やパン)抜きで腹八分目くらいですね(30代の意見です)。

 

カツの卵とじ風

カツの卵とじ

続けてカツの卵とじ風を食べました。

カツは崩れる感じで食べやすいです。

繊維や脂身とは無縁で,きっと何らかの処理を施しているのでしょうね。

副菜も含めて,しっかりと全てに味がついています。

大根からは煮汁が溢れ,ニンジンも甘かったです。

ただし,こちらのほうれん草は調味液がやや塩辛かく,かぼちゃは甘み不足で皮の食感が少し気になりました。

もっとも,全部食べ終わった感想としては,「今日もおいしい」でした。

こちらについては,次章で冷凍食品のものと比較もしています。

 

紅鮭の塩焼き

ニチレイの紅鮭の塩焼き

3食目は魚メインですが,塩辛さとはほど遠いほんのりとした塩味で,肉厚の大変おいしい鮭でした。

ナスは揚げた感じが良く出ています。

ひじきはベチャッとせず,枝豆の味がよくわかります。

2食目と同じほうれん草のおひたしでしたが,こちらは塩加減はぴったりでした。

他にも,ニンジンにレンコン,大根にインゲン,サヤエンドウなどの数多くの野菜が楽しめたので,なんだか健康な感じがします。

カロリーは驚きの182kcalです。

おやつに食べたチョコパイが155kcalあったので,変なおやつを食べるくらいなら,補食としてこちらを合間食いするのも十分にありうる選択肢だと思います。

 

 

気くばり御膳を冷凍食品で再現してみた

ニチレイの冷凍食品たち

さてここで,冷凍食品で気くばり御膳的なものを再現してみると,どのような感じになるのかみてみましょう!

今回は「カツの卵とじ風」を比較対象に選び,以下の食材を使うことにしました↓

ニチレイの冷凍食品からカツと和惣菜

  • ヒレカツ(2枚):136円
  • 卵(1個):20円
  • 和惣菜(5種):145円

厳密に言えば,卵は冷凍食品ではありませんが,そこはご容赦ください。

左が気くばり御膳で,右が冷凍食品で作ったものですが,見た目的には,そこそこ似たものができあがったのではないでしょうか↓

カツの卵とじ2パターン

しかし,肝心なのは見た目ではなく,その内容です。

気くばり御膳と冷凍食品の詳しい比較データは,以下の通りとなります↓

気くばり御膳 冷凍食品
値段 756円 301円
215g 215g
カロリー 255kcal 439kcal
タンパク質 9.7g 19.2g
脂質 14.0g 27.2g
炭水化物 24.3g 26.1g
食塩相当量 1.7g 1.9g

こうして比べてみると,結構な違いがみえてきましたが,気くばり御膳の強みは「低カロリー・低脂質」であり,「価格・タンパク量」の点では冷凍食品に劣っていることがわかりました。

他に,数字に現れていない点で特筆すべきは,前者の方では野菜量が100g以上となっていたり,食材の品質がより高いということです。

別のメニューの比較にはなりますが,例えば同じハンバーグを食べるにしても,気くばり御膳のもの(上)は冷凍食品のもの(下)と比べると厚みがありますし,特製ソースも付いています↓

ニチレイのハンバーグ,冷凍弁当と冷凍食品の違い

その他,冷凍食品から「ほうれん草のごま和え」と冷凍弁当の「おひたし」の比較をしたところ,後者の方が含水量が多い感じで,より新鮮なもののように感じました。

もっとも,ニチレイの冷凍食品の味はそもそもがかなり高いレベルにあるわけなので,気くばり御膳では「それが気持ちグレードアップしている」程度に言い留めておくのが正解でしょう。

 

 

まとめ

お皿に盛り付けた気くばり御膳

ここまで,ニチレイの冷凍弁当から気くばり御膳についてまとめつつ,スーパーでお馴染みの冷凍食品との比較を行ってきました。

味については,冷凍食品よりもやや上で,ラインアップが季節ごとに変わるところに加え,品質の安心感もおいしさに繋がっていたように思います。

上の写真のように,容器から出してお皿に盛り付けるだけでも,だいぶ雰囲気が変わってよりおいしく食べられるはずです。

今回レビューした冷凍弁当では,冷凍食品のものと比べて,カロリーを40%程度減らすことができた他,脂質の量も半分近くにまで減らすことができました

私も4日間で4食利用しただけですが,体重は-1kg,体脂肪は-0.5%と,一応の成果をあげています。

夕飯を低カロリーのものに置き換えると,最初の数日でガツンと数値が下がるのは私の体質なのでしょうか。

ダイエット用に使える冷凍弁当は,これがあるからやめられません。

今回,冷凍食品で同じような献立は作れたものの,これだけの種類のメニューをスーパーにある冷凍食品だけで再現するのは大変です(特に野菜類で)。

それこそ,上で登場した6種の和惣菜セット的なものを毎日食べ続けることになってしまうのではないでしょうか。

また,タンパク量に関しては別に補う必要があるかもしれませんが,その目的ですと,先に紹介した「パワーデリ」を頼めば解決です(1食で30gを超えるタンパク質を摂れるものもあります)。

そう考えると,気くばり御膳の唯一の悩みは「価格」となるでしょう。

スーパーに置いてある冷凍食品は,同じニチレイのものであっても輸入物を基本とした量販品ですから,それと比べれば高くなってしまうのは必然なわけで,その弱みと,健康でよりおいしく,買い物や献立選びが楽になる気くばり御膳のどちらを選ぶかということが争点となります。

とりあえず,スーパーでニチレイの冷凍食品を食べておいしいと感じる方で,最近ちょっと食べ過ぎが気になるような方は,是非一度,気くばり御膳を食べてみてください↓

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私としては,特に今回食べた紅鮭の塩焼きを,絶対気に入るであろう母親のために近く注文してみようと考えています。

この度は当サイトにお越しいただき,誠にありがとうございました。

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BASE FOOD

私の朝はこれがないと始まりません。使い方はアレンジしていて,本来は2袋食べるべきところを半分にして,具材であったり,サラダやスープだったりで補っています。とりあえず栄養素のベースが維持できる点が心強く,もう1年以上利用していますが,いまだに飽きることはありません!

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私は昼が適当なので,夜はしっかりしたものを食べることにしています。とはいえ,調理に時間がかかるのは面倒なので,時短できるカットミールかプチママ,またはラビュクイックがお気に入りです。週ごとに,気に入った献立のものを選択しています。

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最初は野菜不足対策にと始めたカップスープでしたが,栄養が取れる以上に味がおいしかったので,朝か昼のお供に定期的に利用するようになりました。ボルシチとクラムチャウダーは万人にウケる味です。

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