食のそよ風から国産プレミアムとプチデリカを食べ比べ

今回,ユニマットの冷凍弁当である「食のそよ風」から,プチデリカと国産プレミアムという2つのラインナップを注文してみたので,それらを食べ比べた結果について報告しようと思います。

値段が高くなるからと言って必ずしも美味しくなるわけではないでしょうが,1食あたり427円ほどのプチデリカに対し,1食あたり約700円の国産プレミアムですから,料金に匹敵するくらい味に違いがあるのではと,どうしても気になってしまうものです。

そこで,両者を毎日代わりばんこに食べながら,味の違いに注目してレビューしてみました(記事の性質上,ラインナップごとにまとめてしまっていますが,違いについてはしっかりと記録できたように思います)。

食のそよ風について

食のそよ風の到着時の様子

まずは「食のそよ風」について説明させていただきますと,こちらは,飲食・健康・美容などの事業を手掛けるユニマットグループによる食事宅配サービスです↓

公式サイト

形態としては冷凍弁当に当たり,クール便でまとめて届けてもらえます。

管理栄養士の方が開発したメニューなので,1食あたりのタンパク質・脂質・炭水化物のバランスについてよく考えられている点は,名のある弁当であろうと食材宅配サービスであろうと共通していて,あとは「味」についてだけ,人によって合う合わないがあるというわけです。

食のそよ風のラインナップは全部で3つあり,料金もそれぞれで異なっているのでまとめて紹介しますと,

  • プチデリカ=おいしさと値段を考えたセットで全30種類。10食4266円。
  • 国産プレミアム=厳選された国産の素材のみを使ったおかずが全30種。10食6998円。
  • そよ風のやさしい食感=噛む力や飲み込む力が気になる方に向けた全20種類。10食6696円。

のようになります。

支払う料金については,これに送料がかかってしまうのですが,1回の注文量が20食までであれば毎回980円です。

クール便で届く冷凍弁当というものは送料が高くついてしまうもので,どのサービスを利用していても毎回残念に思うのは事実ですが,最近は宅配便の料金自体も上がっていますし,やむを得ないことも承知しています。

とはいえ,食のそよ風においては「定期購入」という選択も可能で,最低6回の利用が条件になってはしまいますが,送料が無料になるという大きな特典があることは見逃せません。

連続にならない限り,「10日・2週間・1ヶ月ごと」の途中でスキップすることも可能ですので,まずは試しで味を見てみて,気に入って利用すると決めた暁には,是非とも定期購入を検討してみてください。

今回は,上記ラインナップのうち,最初の2つを注文してみました。

次章からそれぞれの味についてレビューしてみることにします。

 

 

プチデリカについて

今回レビューするメニュー

豆鼓香る回鍋肉・鯖の味噌煮・牛肉のおろしポン酢がけ・豚肉の生姜煮・鶏肉の香味ねぎソース

プチデリカのメニュー1

サイズとしてはやや小ぶりな印象を受けましたが,ご飯がついていないおかずとしては,量的に物足りないこともなく,実際私はご飯も別に食べることなく,1食とすることも多かったです。

  • 豆鼓香る回鍋肉は大変にスパイシーです。対照的に甘い味噌味をしたおからがそれを際立たせます。副菜のツナと卵は濃厚で,マヨ和えがまるでチーズのような深い味わいで特に好みの味でした。
  • 揚げ茄子のトマトソースがけ鯖の味噌煮は厚みがあってやわらかで,骨もなく良い味をしています。付け合わせのネギも臭みがなくておいしかったです。ツナとコーンの白和えは甘め。揚げ茄子はかかったトマトソースの酸味でさっぱりと食べられました。

 

プチデリカのメニュー2

  • 牛肉のおろしポン酢がけはご飯を一緒に食べたくなります。おくらの胡麻和えは柚子風味でおいしいです。
  • 鶏肉は香味ねぎソースのせいか味がしっかりとついています。高野豆腐はダシを吸っておいしいだけでなく,独特の食感がくせになる味。人参ナムルはもやしやキクラゲにより,シャキッとしつつコリッとして,酸味のきいた味が特徴です。
  • 豚の生姜煮ですが,想像と違って薄味です。ワカメときのこのたらこ和えが濃厚なので,この2つを行き来することで味の変化を楽しめました。肉の量は多めで,春雨は素材の味がしっかりとわかるものでした。

 

 

国産プレミアムについて

今回レビューするメニュー

ブリの白味噌がけ・あふれるマヨマスタードの鶏唐揚げ・豚肉と根菜のやわらか旨煮・サバの南蛮漬け・回鍋肉

黒い袋からはなんとなく高級感が伝わりますが,特にサイズが大きくなるわけではありません。

国産プレミアムのメニュー1

  • 鰤の白味噌がけは普段あまり食べない味です。しっかりと厚みのある鰤は大変にジューシーで,後に皮すら残りませんでした。こんにゃくとちくわのピリ辛炒めは味が染みていて,素材の味をしかと感じ取ることができました。
  • 鶏の唐揚げをレンジでチンするのはどうかと思いましたが,硬いかたまりが出来上がってくることはありません。かかっていたクリーミーなマヨマスタードは深い味わいで,最後まで飽きずに食べ切れました。いんげんとしめじの生姜和えではかまぼこも入ってタンパク質量を底上げしており,切り干し大根の炒め煮は味が染みています。

 

国産プレミアムのメニュー2

  • 豚肉と根菜のやわらか旨煮はその名の通り,1つ1つの食材の味がうまいです。肉も噛み応えがあり,うまみが溢れてきます。高野豆腐は崩れずにしっかりと形を保持していて,上品な味の餡とうまく絡んでいました。
  • 鯖の南蛮漬けはメインにふさわしい一品。甘辛のたれが食欲をそそり,身もやわらかです。ほうれん草とカニ風味かまぼこの和え物はあっさりで,ほうれん草の食感がよく,繊維が残りません。麹の煮物は味が染みて濃厚。
  • 回鍋肉はプチデリカのものとまた別の味で,今までに味わったことのない不思議な味です。トマトは使っていないのに,みりん風調味料のせいでしょうか,大変おいしくいただきました。すっと肉は切れます。ひじきの炒め煮は素材の味がよくわかり,ごま和えのやさしい味わいに癒されました。

 

 

まとめ

食のそよ風の鯖の味噌煮

以上,食のそよ風から,プチデリカと国産プレミアムのいくつかをレビューしてきました。

冷凍弁当なのでレンジでチンするわけですが,特に硬い仕上がりになるようなものはなく,肉類はどれもやわらかいのが印象的でした。

食べた際に「おいしい!」と感じる度合いで言うと,明らかに国産プレミアムの方に軍配が上がり,プチデリカのメニューによっては「まぁ普通」と思えるものもありました(例:豚肉の生姜煮の日)。

とはいえ,今回紹介した10食の中では,プチデリカの鯖の味噌煮が一番好みだったので,優等生だからといって一番になれるとは限らないところがなんとも不思議ですね。

また,量的な満足度に関してはラインナップによる違いはなく,ご飯は50g程度(84kcal)足せば十分でしょう。

一方,コスパに優れるのは圧倒的にプチデリカの方です。

また,カロリーはどれも200kcal程度と低く,最低は112kcalの牛肉のおろしポン酢がけで,最高は鯖の味噌煮の284kcalでした。

ダイエット食ではないですが,食べすぎが気になった週の翌週にでも,また注文してみたいと思います。

食のそよ風にはそのラインナップもお試しセットがあり,半分の5食セットで注文することができますので,好みのものが見つかるまでは色々食べ比べてみるのがおすすめです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

-冷凍弁当

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