BASE FOODのラインナップには,それまでパンやパスタといった主食しかありませんでしたが,2021年の6月,そこに一風変わった新商品が加わりました(その後も第2弾,第3弾と追加されてきています)。
その名も「BASE Cookies」と言いますが,これは普通のクッキーではありません。
実は,これまた完全栄養食※なのです。
※1食(4袋)で,栄養素等表示基準値に基づき,他の食事で過剰摂取が懸念される,脂質・飽和脂肪酸・炭水化物・ナトリウムを除いて,すべての栄養素で1日分の基準値の1/3以上を含むもの。
お菓子が食事になるということに最初は驚きましたが,非常食としての乾パンは有名ですし,被災地にピザポテトを送り届けたというニュースも聞くようになって,最近は色々と納得しました。
とはいえ,実際は小腹が空いたときにつまむことがほとんどです。
今回の記事では,BASE Cookiesの特徴や味がどうなっているのか,実際に食べた感想をまとめてみることにしましょう!
BASE Cookiesの特徴
BASE Cookiesですが,第1弾にココア味とアールグレイ味,第2弾では抹茶・ココナッツ(さつまいもは終売),第3弾でペッパーとチーズの全6種類が現在売られています。
味はどれも個性的ですが,栄養素に関しては多少ビタミンKの値が違うくらいで,それぞれで大差ありません。
原材料は以下の通りです↓
チーズの例
小麦全粒粉,乳糖,食用植物油脂,大豆たんぱく,卵黄粉末,チェダーチーズパウダー,乳たんぱく,食物繊維,小麦たんぱく,米ぬか粉,卵白粉末,食塩,酵母エキス,粉末油脂,昆布粉末,酵母など
ところで,1食に必要な栄養素に達するためには,実際,上の写真に見られるような小袋を4つ全部食べる必要があります。
1日2食は別にしっかりと食べ,あとはこのクッキーを何回かに分けて4袋全部空にするみたいな使い方をしない限りは,1食の代わりとまではいかないことには注意しておきましょう。
もちろん,別の見方をすれば「1袋でちょっとした食事になる」とも考えられます。
1袋あたりタンパク質が7g近く含まれているので,筋トレをして身体を作っている人にとっては補食になりますし,夜にお腹が空いたときにお菓子を食べることに抵抗がある人には救いとなるでしょう。
というのも,BASE Cookiesが前菜や副菜1つくらいと見なせるからであり,このように聞けばきっと許せるはずです。
実際,以前の記事で書いたようなダイエット目的の食べ方をしている場合,夕飯を早めの時間帯に食べることになるわけですが,慣れないうちは寝る前の空腹感に耐え切れないことがあります↓
-
-
食事の取り方を基本から!いつ何をどのくらい食べるべきか
「食事」は,運動や休養と並んで,健康につながる3大要素の1つです。 主な目的は2つありますが,1日を通して栄養素をバランス良く摂取することがまず挙げられます。 不足することが最悪ですが,取りすぎても問 ...
続きを見る
ここで,カップ麺の1つでも食べてしまうようであれば最悪です。
例えば,以前私がハマっていた辛ラーメンは,カロリー的に本クッキーの2倍ほどありました。
加えて,ラーメンの性質上,他人とシェアでもしない限り,全部食べ切ることが普通ですし,スープを排水口に流してしまうのも何だか環境に悪い気がして,塩分もついつい取りすぎてしまうものです。
お湯を沸かして3分待つ時間も,夜遅くで疲れているときだと,意外と長く感じるでしょう。
その点,少量をパッと食べられるBASE Cookiesですから,様々な点においてこちらに軍配が上がることは明らかです。
ところで,他のお菓子は栄養素的にどうなっているのでしょう↓
コロナ禍に自粛期間が長かったせいで,菓子類をついついストックしておく癖がついてしまった我が家ですが,これらの気になる栄養成分は以下の通りです↓
品名 | 熱量 | 脂質 | 炭水化物 |
BASE Cookies | 153kcal | 6.5g | 17.5g |
辛ラーメン | 294kcal | 9.3g | 47.4g |
ピザポテト | 348kcal | 21.7g | 34.7g |
コグミ | 240kcal | 0g | 56.0g |
マシュマロ | 270kcal | 0.1g | 65.0g |
はさみ焼き | 12kcal | 0.2g | 2.0g |
上に示したものは,どれも1袋あたりのものであり,単純に多い少ないを比較できるものではないわけですが,一旦開封すると大体どのくらいの量を食べているのかを,これまでの経験から判断して計算してみてください。
上の中では,海苔のはさみ焼きの数値が全体的に優秀なのですが(私もそう思って買っているのですが),1袋全部食べて空腹がまぎれるかという点については疑問符が付きますし,表に載せていない塩分量に限っては,BASE Cookiesの2倍以上含まれていることに注意してください。
なお,たんぱく質の量に注目すると,BASE Cookiesは6.8~7.7gほど含まれていてなかなか優秀ですし,小麦全粒粉由来のものだけに,食物繊維(消化されずに満腹感をもたらす役割をする物質)が3.1g入っているところも魅力の1つと感じます。
合成保存料や着色料を不使用にもかかわらず,賞味期限は思ったよりも長くて常温で数ヶ月(手元にあるものだと2~4ヶ月)です。
ところで,最近のお菓子は値段が高いですよね。
すぐ上で紹介したお菓子も,そのほとんどが150円以上します。
ビックリマンやマクドナルドのハンバーガーが数十円で買えていた私の学生時代と比べると,今の子どもはお金を使うことでストレスを発散しにくくなっているように感じてしまって少し気の毒です。
ところで,BASE Cookiesのコスパについてはどうでしょうか。
1袋200円となっていますが,これに見合うだけの量や味であるかどうかが気になります。
どんなに良いものであっても,コスパが悪ければ,そうそう手を出す気にはなれませんからね。
それでは,早速食べてみましょう!
BASE Cookiesを食べた感想
サイズ的には,コンビニのラックに吊るされている,ラムネやらグミが入っているくらいの大きさの袋です。
最近では,まさにBASE Coockiesをコンビニで見かけることも多くなりました。
振ってみるとパラパラと音がしたので,輸送中に割れてしまったのではと心配になりましたが,実際はちょっと固めのクッキーで,それほどやわなものではありません。
ちょっと削れて落ちた部分(細かい粉)が音の正体で,大したことはありませんでした。
ココア
まずはココア味から食べてみましたが,こちらはほんのりとした甘さが特徴です。
毎日BASE BREADを食べている私からすると,なんとなく似た印象を受けます。
うまく形容できませんが,「BASE FOODらしい味わい」と言えば伝わるでしょうか。
作られた不自然な味ではなく,素材の味が確かに感じられるものです。
1個1個に食べ応えがあるように感じたのですが,これは,ただ固めのクッキーだからという理由だけではないのでしょう。
これまで,間食として,同社のパンを1袋食べていた方であれば,よりお手軽に少量だけ摘まんで食べられるようになりますし,居間に置いて家族の様子をみていると,「ちょっとお菓子に手を伸ばしたいけどカロリーがなぁ」と躊躇することも少なくなるようです。
私の場合,1袋の中の3~4個を食べるとダイエット中の空腹感が収まりました。
アールグレイ
次に,アールグレイの方ですが,こちらも同じような固さです↓
よくクッキーでサクサクのものがありますが,あれはすぐに砕けてはこぼれてしまいますし,BASE Cookiesと比べるとだいぶ甘く感じると思います。
なお,紅茶で飲むとふわっと香り漂うイメージのアールグレイなだけに,それを期待して食べたところイマイチです(30秒チンすると多少香りが増しましたが)。
逆に,ココア味と比べると「お菓子感」が少なく,空腹時に何か食べたいとなった際は適しているように感じます。
数的には,1袋あたり11個が入っていました。
抹茶
香りは濃厚な抹茶で,それに黒糖を合わせて大人向きの深い味わいに仕上げたとのことです。
第2弾になると,見た目的にやや薄くなりましたが,枚数は増えて16枚となっています。
ポイッとつまめて,でも1枚が結構なボリューム感があり抹茶味と全粒粉がマッチしているように感じました。
クッキーですが,食べ応えがあるので空腹時には良いですね。
ココナッツ
鼻を近づけると,粗びきしたココナッツの甘い香りが広がります。
全部で15枚入っていて,抹茶と比べると歯ごたえは少し柔らかく,甘みも若干強いです。
ホテルのクッキー缶をもらうと,こういった味のものがよく入っている印象で,Base Cookiesの中では万人におすすめできる味と言えるかもしれません。
私自身,一番高頻度で購入していて,牛乳と一緒に食べるのが好きです。
チーズ
ここからの2種類はおつまみとして食べられる塩気のあるフレーバーです。
まずはチーズですが,それと分かる強烈な匂いがあり,少しかじってもチーズの味が口に広がります。
多くの人の想像を裏切らない,わかりやすい味に仕上がっていると言えるでしょう。
ペッパー
ペッパーも山椒系の強烈な味わいで,まさにおつまみといった感じです。
10円玉よりも一回り大きなサイズで,私は食べると毎回ベーコンが不思議と浮かびます。
とはいえ,BASE Cookiesは家族には不評なのでリピートはしていません。
さつまいも(終売)
現在は終売になったさつまいもは全部で16枚入っていましたが,今回開けたものは中で1枚割れていましたね(こういうこともあります)。
香りはなんだか不思議で,あまりこういう匂いのするクッキーは出会わないです。
食べると確かにサツマイモですが,甘みはそれほど強くありません。
メーカー曰く,「子どもも楽しめる,紫さつまいもの甘さ」ということですが,本来の芋のように主食として,たくさん食べられそうな味だと言っておきましょう。
なお,BASE Cookiesを知らない人にこちらを食べてもらって味を当ててもらったところ,多くは正解できませんが,答えを言うと「なるほど!」と納得できる味となっています。
ところで,私は必要なだけ食べた後,このように袋のままで保管することが多いです↓
WeLocの「クリップイット」という商品ですが,うっかり3ヶ月放置してしまった際もクッキーが固くなっていなくて驚きました。
品質は落ちますが,値段の安いAnylockでも大丈夫そうです。
まとめ
以上,ベースフード社のBASE Cookiesのレビューでした。
間食として罪悪感なく食べられますし,1つ1つが食べ応えがあり,3~4つ食べるとダイエット時の空腹を紛らわすことができます。
味としては,ココアとココナッツ味が風味豊かで特に気に入りました。
我が家ではBASE BREADに比べると人気はありませんが,継続コースでは最低2袋から追加できるので,たまに注文してみると良いでしょう。
ベースフードでは継続コースがお得ですので,長く利用する気持ちがある方は公式サイトから申し込んでください。
よくクーポンが送られてきます↓
最後までお読みいただきありがとうございました。