今回ですが,5年以上にわたって何度も通販を利用させてもらっている「桔梗庵の二郎系ラーメン」を紹介させていただきます。
このお店がなくなってしまったら,途端に私のジャンク生活は路頭に迷うことになるでしょう。
そのくらい,自宅で好きな時間に二郎が食べられるというのは至高の体験なのです。
お店に並んで食べるのと比較することはしませんが,味は「本当に美味しい!」の一言に尽きます。
当記事では,実際に調理する様子などを画像とともにみていくので,飯テロになってしまうことを予め断っておきますが,この記事を読んでファンの方が増えると嬉しいです。
ラーメン二郎とは
まずは「ラーメン二郎」について簡単にまとめておくことから始めましょう!
現在は東京の港区三田(慶應大学の近辺)に本店を構え,1968年に創業してから50年以上の歴史を誇るラーメン屋さんですが,創業者の山田拓美さんはもともとは和食料理人で,ラーメンの知識がないところから始めたと言う話が興味深いところです。
二郎ラーメンは「これまでにない味」に分類されるラーメンで,唯一無二のラーメンとは既存の概念を超えたところに生まれるのでしょう。
店には独特のコールが存在し,
ニンニク入れますか
と聞かれて,一見会話になっていない
全部
という答えを返すことで,上記写真のような丼が出てきます。
最初の頃は何も知らずに「はい」と答えていたのが懐かしいです。
久々に行くと食べきれるかどうか不安になりますが,早速食べたくなってきました。
ところで,2009年には「世界最高の食べもの50選とお店」というタイトルで,日本からは築地の大和寿司と共にイギリスのガーディアン紙にも取り上げられたほどです↓
ラーメン二郎は伝統にとらわれない大胆不敵なラーメン屋で,気に入るか否かのどちらかである(ただし,好きな人はみんないい人だ)。豚とキャベツとニンニクが入っており,スープは甘みが強い,ものすごい食べ物だ(原文を翻訳)。
最近ではより多くの年代に認知され,コンビニやスーパーに二郎系ラーメンやカップ麺が置かれるようになりましたが,実際に店で出てくるものと比べるとまだまだだなと思っていました(特に麺がダメです)。
しかし,そんなときに出会ったのが,今回取り上げている桔梗庵(ききょうあん)だったわけです↓
こちらは,自宅で二郎系ラーメンが食べられるセットを販売しているお店ですが,自分の好みで茹で時間や味を調節することができるので,食べる回数が増えるほどに,より自分好みのラーメンが作れるようになります。
もちろん,普通に説明書に従って作るだけでも美味しい味わえますし,スープの味も「そうそう,これだよ!」と唸ってしまうほどの再現度です。
もうすでに数百食は食べていますが,以下に私おすすめの作り方をまとめておきましょう!
自宅で最高の二郎系ラーメンを作るのに必要なもの
自宅で最高の二郎系ラーメンを作るのに必要なのは,
- 桔梗庵の二郎系ラーメン
- ニンニク
- キャベツ
- もやし
- チャーシュー
です。
桔梗庵の二郎系ラーメンは,超極太麺と濃厚な醤油味のスープ,味油エキス,粗挽き乾燥ニンニクがセットになって届きますが,ニンニクに関しては生を絞って入れる方がおいしいので,使わないこともあります。

もやしとキャベツに関しては,スーパーなどで買ってくる必要があります。
もやしには大豆もやしと緑豆もやしがありますが,私は後者が好きです。
キャベツはカットされたものを買うことが多いですが,他の料理を作るときに丸ごと買う場合もあるので,都合に合う方をどうぞ。
キャベチャーはラーメン界で有名ですし,塩昆布とごま油をかけるだけでも美味しく食べられるはずです。
なお,チャーシューは市販品で美味しいものが見つからないことが多いので,自分で豚ブロックを買ってきて作ることにしています。
こちらの詳しいレシピについてはスロークッカーで煮込み料理が美味しい!特徴と使い方をご覧ください。
ただし,桔梗庵でチャーシューが販売されている場合,そちらを利用するのもおすすめです(後述)。
桔梗庵の二郎系ラーメンの調理方法
それでは実際に調理していきましょう!
ちなみに,手際が多少悪くても失敗することが少ないのが,自宅で作る二郎系ラーメンの良いところです。
とはいえ,失敗の例として,
- 味を薄く作ってしまう
- 麺を茹ですぎてしまう
- 変な具材と混ぜ合わせて味が台無しになってしまう
などが挙げられますので,初回は「やや濃い目の固め」で作ってみて,アレンジする場合は別容器に分けて試しに作ってみてからにしましょう。
調理中,並行してやる作業もいくらかありますが,回数を重ねていると上手く時間を管理できるようになるので,何度も作って食べながら自分のリズムを見つけていただけたらと思います。
麺を茹でる
まずは麺を茹でますが,自分は固めに茹でたいので時間は5分です↓
ちなみに店のおすすめは8分となっており,10分茹でるともっちりとした仕上がりです。
桔梗庵ではうどん用の切り刃(10番)を使用しているがために超極太の麺になっており,ちぢれを可能な限り加えている上,日清製粉の「オーション」という強力粉を使用しているところは,リアル店舗で出てくるものと同じこだわりようとなっています。
うどん用と聞くとブヨブヨの出来上がりを想像するかもしれませんが,それはまったくの誤解で,茹で時間を調節することで固めの仕上がりにもできることを覚えておきましょう。
小麦感がよくわかるおいしい麺で,店のレビューを読んでみれば,極めて高い評価を受けている麺だということがすぐにわかるはずです。
スープと味油を温める
麺を茹で始めたら,丼にスープと味油を入れて温めるようにしますが,しばらく時間が経ったら湯を捨てて,袋の中身を全部丼の中に出しておきます↓
この味油は豚や鶏のエキスを使用した風味付け用のもので,お店で出てくるアブラの代わりにはならないことに注意してください。
醤油ベースなのですが,単独で舐めても濃いものではなく,旨味が加わるイメージです。
ただし,スープの質は確実に変わってしまうので,乳化したスープが苦手な方は様子をみながら少しずつ足すようにし,最大1袋までにしておきましょう。
野菜を茹でる
上で麺を茹でている最中に,もやしとキャベツも別の鍋で茹でるようにします。
ただし茹で時間はずっと短く,沸騰させたお湯で1分程度です↓
最初のうちは,もやしの先端の細い根っこ部分を1つ1つ取っていた私ですが,最近は面倒くさくてもうしていません。
ところで,私はもやし以上にキャベツを使うのが好みで,芯までバリバリ食べてしまっています。
なお,お湯から出した後,野菜は水にさらさず,熱いままにしておくのがポイントです。
1食分の目安は,モヤシもキャベツも購入してきた袋の半分ずつ(100gずつ)を使うのが通常ですが,リアル店舗では「野菜マシマシ」も頼めたりするわけですから,ここは各人のお好きにどうぞ(桔梗庵のおすすめはもやし1~2袋,キャベツ2枚です)。
麺をスープに入れる
桔梗庵のスープの濃さですが,もやし200gとキャベツ2枚を加えることが前提になっています。
つまり,自宅で作る場合には,野菜を増すほどにスープをより濃い目に作る必要があることに注意してください。
私の作り方ですが,麺が茹で上がる直前に,スープと味油を「お湯300ml」で溶きます。
野菜がすごく多い場合はお湯250mlでも構いません。
茹で上がった麺は,普通に湯切りをして丼に入れるだけでOKです。

つけ麺のように水で洗う必要はありませんが,でん粉のぬめりが気になる方でさらなる歯ごたえを追求する方は洗ってみるのも良いでしょう。
その場合は,後から追いでお湯をかければ温度を温かく保つことができます。
盛り付ける
最後に野菜とチャーシューを盛り付け,上からニンニクを絞って完成です↓
食事の美味しさは,見た目によっても増すことが知られています。
子どもが「みんなで食べるとおいしいね」などとよく言っていますが,それはまさしく真実なのです。
それは上の画像からも伝わるでしょう。
家でくつろぎながら食べられるので,「定員に叱られたらどうしよう」とか「食べ切れなかったらどうしよう」的な緊張感がありません。
こういった環境(安心感)も美味しさに繋がるように思います。
野菜と麺をひっくり返し,チャーシューを底に沈める「天地返し」をしてお召し上がりください。
野菜の量によりますが,とにかくたっぷりと食べられます。
桔梗庵の味噌味とチャーシューについて
桔梗庵では,二郎の味噌味やブロックチャーシューを買うこともできます。
味噌味
味噌味の二郎ラーメンはこれまでにあまり経験がありませんでしたが,ひとくち目は普通の二郎です。
ただし,味噌の甘みがあるため,全体としてはまろやかな印象で,他の具材の味がわかりやすくなりました。
ニンニクやキャベツ,もやしやチャーシューといった具材の味をしっかりと感じながら楽しみたい方は,味噌味の方を是非注文してください(とはいえ食べ比べセットもあります)↓
チャーシュー
そして一方のブロックチャーシューですが,賞味期限は「出荷日より10日」と記載されていてちょっと短く感じるものの,食べ応えがあって,味はめちゃくちゃ美味しいです。
自作するよりも値が張ってしまいますが,値ごろ感はあります。
しっかりと味が付いていて,端っこの部分は特に濃い味になっているのが特徴です↓
500gのものだと,1cm程度の厚みで10枚以上が取れます。
ほろほろではありませんが,やわらかいと感じる歯ごたえで,炙って食べたとしても後で気持ち悪くなる感じのものではありません。
桔梗庵の二郎系ラーメンのおすすめアレンジ
雑炊
私が,ここでみなさんに是非ともおすすめしたいのが,残ったスープにご飯を投入して食べる方法です。
私はスープを別に取っておき,翌日以降にチャーシューの欠片と,煮込む時に使ったニンニク片を添えて仕上げていますが,こういった食べ方はお店ではできません。
1杯で2度美味しいと言いますか,別の日に食べることで,また新鮮な気分で食べることができます。
レンジでチンすれば,固まったスープも一気に蘇り,味も前日のままです。
ある意味,このメニューこそ,自宅で二郎を作るからこそ味わえる一杯だと言うことができます。
つけ麺
桔梗庵の二郎系ラーメンは,つけ麺として食べることも可能です↓
以下の手順は,桔梗庵の説明書に載っていた作り方になります↓
- 麺を10分茹でたら冷水で洗う
- スープを200mlのお湯で溶き,具を入れる
つけ麺にする場合,長めに10分くらい茹でても気になりません。
つけ汁に関しては,具が山盛りでないと辛くなるので,私は300mlに溶いたものを2つの丼に分けて使うようにしています。
こうすることで,2人で食べられる他,余ったつけ汁を上の雑炊用にすることもできてしまうわけです。
まとめ
以上,自宅で二郎系ラーメンを作ったときの様子をまとめてきましたがいかがだったでしょうか。
野菜とチャーシューを作る手間はかかりますが,基本的には調理時間は15分以内で,最高に美味しい一杯が楽しめるので,月に数回のご褒美タイムも簡単に実現できてしまいます。
もちろんリアル店舗にはお店の良さがあり,アブラや独特の豚の感じは自宅では真似できません。
具材にもこだわりたい場合は,潔く宅麺.comさんで散財することにしています↓
今回紹介した桔梗庵の二郎系ラーメンですが,今では多くのレビューが寄せられる人気店になりました。
購入する場合,最低2食セットから20食セットくらいまで購入できますが,多く買った方が1食あたりの値段が安いです。
例外は2食のお試しセットで,まずはそれから始めて,気に入ったら一度にまとめてたくさん買うのが良いように思います(いくら桔梗庵さんでも,さすがに全員を満足させることはできないでしょう)。
なお,賞味期限は冷蔵庫で保存する場合は14日,冷凍だと30日とされていますが,自分は20食一気に頼んでは冷凍し,半年くらいかけて食べ切るのが恒例です。
ちなみにクーポンがよく配布され,高額な商品ほど値引き額が増えます。
また,即日配送とはいかないので,前もって頼んでおくのもポイントです。
お店の方とはかなり綿密に相談できる,非常に丁寧な対応が印象的な桔梗庵でした↓
最後までお付き合いいただいた方に,心より感謝申し上げます。