今回は,好きで何度も通販を利用させてもらっている「桔梗庵の二郎系ラーメン」を紹介させていただきます。
このお店がなくなったら,間違いなく私のジャンク生活は路頭に迷うことでしょう。
そのくらい,自宅で好きな時間に二郎が食べられるというのは至高の体験なのです。
お店に並んで食べるのと比較してどうこうは議論しませんが,味は「本当に美味しい!」の一言。
この後,実際に作る様子などを写真でみていきますが,この記事を読み終わる頃にはみなさんもきっと注文してしまっていることと思います。
今の時代だからこそ,人を魅了して離さない桔梗庵ですので,ぜひぜひお腹を満腹にした状態で読んでみてください!
ラーメン二郎とは
とはいえ,まずは「ラーメン二郎」について簡単にまとめておくことから始めましょう。
現在は東京の港区三田(慶應大学の近辺)に本店を構え,1968年に創業してから50年以上の歴史があるラーメン屋さんなのですが,店主の山田拓美さんはもともとは和食料理人で,ラーメンの知識がないところから始めたと言う話ですから興味深いですね。
二郎ラーメンは「これまでにない味」に分類される類のラーメンで,そういったものは既存の概念を超えたところに生まれるのかもしれません。
今では独特のコールが存在し,「ニンニクいれますか」と聞かれて,一見答えになっていない「全部」という答えを返すことで,上記写真のようなものが出てきます。
最初の頃は何も知らずに「はい」と答えていたのが懐かしいです。
中毒性があり,お腹を壊す人もいるでしょうが,早速食べたくなってきました(笑)
過去には「世界最高の食べもの50選とお店」というタイトルで,日本からは築地の大和寿司と共にイギリスのガーディアン紙にも取り上げられています↓
ラーメン二郎は伝統にとらわれない大胆不敵なラーメン屋で,気に入るか否かのどちらかである(ただし,好きな人はみんないい人だ)。豚とキャベツとニンニクが入っており,スープは甘みが強い,ものすごい食べ物だ(原文を翻訳)。
とはいえ,昨今の情勢からお店に立ち寄ることができなくなってきたので,コンビニの二郎系ラーメンやカップ麺も試してはみたのですが,やはり実際に店で出せるものには劣っています(特に麺がダメです)。
そして,そんなときに出会ったのが,今回レビューしている桔梗庵(ききょうあん)だったのです↓
自分の好みで茹で時間を調節することができるので,麺の硬さの問題は簡単にクリアできます。
加えて,スープの味は「そうそう,これこれ!」と唸ってしまうほどの再現度です。
もうすでに100食は食べましたが,以下にこれまでの食べ方をまとめてみたいと思います。
自宅で二郎を作るのに必要なもの
自宅で最高の二郎系ラーメンを作るのに必要なのは,
- 桔梗庵の二郎系ラーメン
- ニンニク
- キャベツ
- もやし
- チャーシュー
です。
桔梗庵の二郎系ラーメンは,超極太麺と濃厚な醤油味のスープ,味油エキス,粗挽き乾燥ニンニクがセットになって届きますが,ニンニクに関しては生を絞って入れる方がおいしいので使わないことも多々あります。
この粉末は,別の種類のラーメンを食べるときであったり,カレーやパスタの調理にの使ったりできるので無駄になりません。
もやしとキャベツに関しては,スーパーなどで買ってくる必要があります。
キャベツはカットされたものを買うことが多いですが,他の料理を作るときには丸ごと買う場合もあるので,都合に合う方をどうぞ。
なお,チャーシューは市販品で美味しいものが見つからないことが多く,自分で豚ブロックを買ってきて作ることにしています。
こちらの詳しいレシピについては以下の記事をご覧ください↓
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ただし,桔梗庵でもチャーシューを買える場合は,そちらを利用するのもおすすめです(後述)。
桔梗庵の調理方法
それでは実際に調理していきましょう!
ちなみに,手際が多少悪くても失敗することが少ないのが,自宅で作る二郎系ラーメンの良いところです。
失敗の例として,味を薄く作ってしまう,麺を茹ですぎてしまう,変な具材と混ぜ合わせて味が台無しになってしまうなどが挙げられますので,初回はやや濃い目の固めで作り,創作する場合は別容器に分けて試してからにしましょう。
その他,色々並行してやる作業もありはしますが,作っているうちにうまく時間を管理できるようになってくるので,何度も作って食べては自分のリズムを見つけていただけたらと思います。
麺を茹でる
まずは麺を茹でますが,自分は固めに茹でたいので時間は5分です。
店のおすすめは8分となっており,10分だともっちりの仕上がりです↓
うどん用の切り刃(10番)を使用しているため超極太の麺になっており,ちぢれを可能な限り加えている上,日清製粉の「オーション」という強力粉を使用しているところは,店で出てくるものと同じこだわりよう。
うどん用などと聞くとブヨブヨの出来上がりを想像するかもしれませんが,それはまったくの誤解で,茹で時間を調節することで固めの仕上がりにもできます。
小麦感がよくわかるおいしい麺で,店のレビューを読んでみても,極めて高い評価を受けている麺だと言えるでしょう。
スープと味油を温める
麺を茹で始めたら,丼にスープと味油2袋を入れて温めますが,しばらく時間が経ったら湯を捨て,袋の中身を全部丼に出しておきます↓
この味油は豚や鶏のエキスを使用した風味付け用のものですが,お店で出てくるアブラ代わりにはなりません。
醤油ベースなのですが,単独で舐めても濃いものではなく,旨味を加える感じです。
ただし,スープの質は確実に変わるので,乳化したスープが苦手な方は様子をみながら少しずつ足すようにし,最大1袋にしておきましょう。
野菜を茹でる
上で麺を茹でている最中に,もやしとキャベツも別の鍋で茹でておきます。
茹で時間は,沸騰させたお湯で1分程度です↓
最初のうちは,もやしの根っこを1つ1つ取っていたのですが,最近は面倒くさくてもうしていません。
体に良いとされる黄色っぽくて細身の高級もやしではなく,太目の普通のもやしを使うのが好きです。
私はもやし以上にキャベツを使うことが多く,芯までバリバリ食べましょう!
なお,お湯から出した後,野菜は水にさらさず,熱いままにしておくのがポイントです。
1食分の目安は,モヤシもキャベツも購入してきた袋の半分ずつ(100gずつ)を使うのが普通ですが,お店では「野菜マシマシ」も頼めたりするわけですから,ここは各人のお好きにどうぞ(桔梗庵のおすすめはもやし1~2袋,キャベツ2枚です)。
麺をスープに入れる
なお,桔梗庵では,野菜を普通に足すことを考えてスープが濃い目になるように設計されています。
つまり,自宅で作る場合には,野菜を増すほどにスープをより濃い目に作る必要があることに注意してください。
私の作り方ですが,麺が茹で上がる直前に,スープと味油を「お湯300ml」で溶きます。
野菜がすごく多い場合はお湯250mlでも良いくらいです。
茹で上がった麺は,普通に湯切りをして丼に入れればOKです。
洗う必要はありませんが,でん粉のぬめりが気になる方でさらなる歯ごたえを追求するような方は洗ってもいいでしょう。
その場合,後から追いでお湯をかければ温度を保てます。
盛りつける
最後に野菜とチャーシューを盛り付け,上からニンニクを絞って完成です↓
食事のおいしさというのは,見た目によっても増すことが知られています。
子どもが「みんなで食べるとおいしいね」などとよく言っていたのですが,それはまさしく真実だったのです。
いやー,これは本当に見た目からおいしいものだと思います。
家でくつろぎながら食べられるので,「定員に叱られたらどうしよう」とか「食べ切れなかったらどうしよう」的な緊張感がありません。
こういった環境(安心感)もおいしさにつながります。
野菜と麺をひっくり返し,チャーシューを底に沈める「天地返し」をしてお召し上がりください。
野菜の量によりますが,とにかくたっぷりと食べられます。
桔梗庵の味噌味とチャーシューについて
桔梗庵では,二郎の味噌味やブロックチャーシューを買うこともあります。
味噌味の二郎はこれまでにあまり経験がありませんでしたが,ひとくち目は普通の二郎です。
ただし,味噌の甘みがあるため,全体としてはまろやかな印象で,他の具材の味がわかりやすくなります。
ニンニクやキャベツ,もやしやチャーシューといった具材の味をしっかりと感じながら楽しみたい方は,味噌味の方を是非↓
そして一方のブロックチャーシューですが,賞味期限は10日とされていてちょっと短く感じるものの,食べ応えがあって,味もめちゃくちゃおいしいです。
大きな声では言えませんが,2kgをまとめ買いするとコスパが良いため,再冷凍することで長く保存してしまっています(お店的にはNGです)。
しっかりと味が付いていて,端っこの部分は特に濃い味となっているのが特徴です↓
500gのものだと,1cm程度の厚みで10枚以上が取れます。
ほろほろではありませんが,やわらかいと感じる歯ごたえで,炙って食べたとしても,後で気持ち悪くなる感じのものではありません。
おすすめのメニュー例
雑炊
私が,ここでみなさんに是非ともおすすめしたいのが,残ったスープにご飯を投入して食べる方法です。
私はスープを別に取っておき,翌日以降にチャーシューの欠片と,煮込む時に使ったニンニク片を添えて仕上げていますが,こういった食べ方は,間違いなくお店ではできません。
1杯で2度美味しいと言いますか,別の日に食べることで,また新鮮な気分で食べられます。
レンジでチンすれば固まったスープも一気に蘇り,味も前日のまま。
ある意味,このメニューこそ,自宅で二郎を作るからこそ味わえる一杯だと言えます。
つけ麺
また,つけ麺として食べることも可能です↓
以下の手順は,桔梗庵の説明書に載っていた作り方になります↓
- 麺を10分茹でたら冷水で洗う
- スープを200mlのお湯で溶き,具を入れる
つけ麺ですので,10分くらい茹でても気になりません。
つけ汁に関しては,具が山盛りでないと辛くなるので,私は300mlに溶いたものを2つの丼に分けて使うようにしています。
こうすることで,2人で食べることの他,余ったつけ汁を,上の雑炊に使うこともできてしまうわけです。
まとめ
以上,自宅で二郎系ラーメンを作ったときの様子をまとめてきましたがいかがでしたでしょうか。
野菜とチャーシューを作る手間はかかりますが,時間にして15分以内で,最高に美味しい一杯が楽しめるので,月に数回のご褒美タイムも簡単に実現できます。
もちろんお店にはお店の良さがあり,アブラやあの豚の感じは自宅では作れません。
その場合は,潔く宅麺.comさんで散財しましょう↓
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今回紹介した桔梗庵の二郎系ラーメンは独自の存在感を放っており,一つの食べ物だと思った方が良いと思います。
購入する場合は,最低2食セットから20食セットくらいまで購入できますが,多く買った方が1食あたりの値段が安いです。
まずは2~3食から始めて,気に入ったら一度にまとめてたくさん買うのがいいと思います。
なお,賞味期限は冷蔵庫で保存する場合は14日,冷凍だと30日になっていますが,自分は20食頼んでは冷凍し,半年くらいかけて食べ切るのが恒例です。
応募券も付いてくるので,集めてこれまた二郎系ラーメンに引き換えましょう(笑)
ちなみにクーポンがよく配布され,5,000円以上に使える800円引きクーポンが付くときはベストなタイミングです。
昔は期間限定で半額以下のセールもありましたが,わずか1セットしか販売されなかったと聞いて驚きました。
あんなのは買えません。
また,即日配送とはいかないので,前もって頼んでおくのもポイントですね。
お店の方とはかなり綿密に相談できるので,非常に丁寧な対応が印象的で,2021年8月下旬に味の最終リニューアルをしています(そこまで変わった印象はありませんが,スープからニンニクは除かれましたので,各自で補うようにしてください)↓
最初に予言しましたが,ここまでお読みになって注文したくなりましたでしょうか(笑)
最後までお付き合いいただいた方に,心より感謝申し上げます。