今回は「BASE FOODのミニ食パン」についてレビューしていきましょう!
栄養素的には普通のBASE BREADとなんら変わりありませんが,食パンの形をしている分,使い勝手や食べた感じに確かな違いを感じます。
個人的にはトーストする行為が好きなので,調理時間は数分かかってしまうものの,香ばしく味変することが多いです。
以下ではまず,本商品の基本データからみていくことにしましょう!
BASE FOODのミニ食パンとは
ベースフード社からミニ食パンが初めて発売されたのは2022年5月24日のことです。
このときのフレーバーはプレーン味のみでしたが,その約1年後となる2023年の5月22日には第2弾としてレーズン入りのものが販売されました。
その2年後の2月12日にはオレンジが登場し,現在全3種類の展開です。
開封すると中にミニサイズの食パンが2切れ入っているのですが,これで1回の食事で期待される栄養素の半分を摂取することができます。
ところで,ベースフードには丸い形をしたBASE BREADプレーンが別に存在しているわけです。
主な栄養素を比べてみても,今回の食パンと似通っています(どちらもプレーン味になります)↓
ミニ食パン | BASE BREAD | |
熱量 | 229kcal | 200kcal |
たんぱく質 | 13.5g | 13.5g |
脂質 | 7.1g | 7.0g |
糖質 | 25.4g | 19.1g |
価格 | 255円 | 233円 |
何なら,糖質は高くなり,多少劣っているようにも見えるほどです(レーズンとオレンジの糖質はそれぞれ34.3gと30.0gで,価格はどちらも289円です)。
もっとも,BASE BREADのミニ食パン(プレーン)と日本食品標準成分表2020年版(八訂)にある,同量の山形食パンとを比較してみると,糖質は30%オフになっています。

それでは,わざわざここで食パンという形で登場したのはなぜなのでしょう。
何かしらの差別化が図られていると考えるのが自然です。
例えば1回噛んだときに口の中に入ってくる量であったり,そのときの食感によっても味が変わったりするのかもしれません。
実食したときの感想は次章でまとめますが,その前に本商品の事前情報の中から気になった特徴を箇条書きにしてみると以下の通りです↓
- 味と食感,サイズ感にこだわり
- アンケート(n=48)で83%が高評価(プレーン)
- レーズンは固くない果実のような食感
片手で持ちやすく,全粒粉の香ばしさと甘み,そのまま食べたときの口当たりの良さに加え,トーストしたときのサクもち感が魅力だと言います。
BASE BREADミニ食パンを食べてみた
それでは,BASE BREADの食パンの方,実食していきましょう!
まずはそのままの状態で食べてみましたが,相変わらず食べ応えが半端なくありますね。
まるで栄養の塊を食べているイメージです。
とはいえ,食パンならではの柔らかさを感じることができ,通常の丸型よりも食べやすいように感じました。
やや苦みはありますが,甘みもほんのり感じられます。
汁気をよく吸うので,スープやカレーに付けて食べてみるとか,シロップをかけてみるのもおすすめです。
例えばコーンスープと食べると,パンの甘みが引き立ち,同時に苦みも引き立ち,良いメリハリが付きました。
長さは9cmほどで正方形に近い見た目です。
一方,トーストしてみると表面部分の硬度が上がり,サクッとした感じが加わります↓
ついバターを乗っけてしまいましたが,そのまま食べたときとは明らかな変化を感じられ,香ばしさが加わったおかげで味に深みが増しています。
全体的な印象としては甘みも苦みも引っ込んでより使いやすくなりますが,お酒っぽさが少なくなったようにも感じるのは,熱を加えたことでアルコール成分が気化したからかもしれません。
ちなみに,普通の食パンと比べると焦げやすかったので,レンジ側の設定は弱めまたは短めなどと工夫して焼いてみてください。
多少固くなりますがサクッと噛める一方,ボロッとパンくずが落ちることがなくて食べやすいです。
なお,ややしっとりしているので,出来上がり直後は熱くなります。
火傷にはくれぐれもお気を付けください。
味はどんなものとでも合いやすく,折角平たい形をしているわけですから,色々な具材を乗せて食べないともったいないです。
そのまま食べるだけであれば,丸型で用に足ります。
ちなみに,私が気に入っている食べ方はトーストしたミニ食パンにハムとレタスを乗せたものです。
サブウェイのサンドウィッチ的なイメージで捉えておくと良いでしょう。
栄養的には従来通りの完全栄養食(2袋で,栄養素等表示基準値に基づき,過剰摂取が懸念される脂質・飽和脂肪酸・炭水化物・ナトリウム・熱量を除いて,すべての栄養素で1日分の基準値の1/3以上を含む)です。
一方,レーズンやオレンジは,ミニ食パンにしかみられない味なので,そのまま食べることもあります。
まずはレーズンですが,パン独特の苦みがレーズンの甘みと合いますし,バターとの相性も良好です。
トーストしないとシナモンの香りが強く感じられるので,子どもは苦手かもしれません。
果実の存在感はしっかりあり,パン生地の程よい苦みとレーズンの甘みが上手く調和していて見事な完成度でした↓
左がそのままで,右側がトーストしたものですが,見た目にも結構違います。
一方のオレンジですが,焼くと苦みが和らぎ,パン自体に味があってお菓子のようです。
単品で食べられますし,噛むほどに甘みが広がります。
マーマレードや夏みかんなどの柑橘類が好きな方におすすめです↓
考えてみると,BASE BREADを利用する際,常時アレンジを加えるわけではないでしょうから,特に何の調理も必要としないレーズンやオレンジは使いやすいでしょう。
プレーンほど具材を自由に乗せにくくなるものの,バターとの相性は極めて良いように感じます。
やわらかいパンが好きで,BASE BREADの味も本来から知っていておいしく食べられている方,時短に魅力を感じるような方であればそのままで,そしてBASE BREADビギナーの子どもやトーストしたパンが好きな方はひと手間加えてみることをおすすめします。
市販されている食パンとの比較
最後に,市販されている食パンとBASE FOODのものを比べてみましょう!
今回はロイヤルブレッドを比較対象に選び,めぼしい栄養成分を比較してみます(両者とも85gとして計算しています)↓
BASE BREADプレーン | ロイヤルブレッド | |
熱量 | 233kcal | 219kcal |
タンパク質 | 13.5g | 7.7g |
脂質 | 7.2g | 3.4g |
炭水化物 | 25.4g | 39.4g |
食塩相当量 | 1.0g | 0.9g |
これ以外のビタミンや葉酸などの栄養素においても違いがあることは確かですが,基本的なところだけ比較しても,BASE BREADの方が低糖質かつ高タンパクになっていることが一目瞭然です。
レーズンやオレンジの方は果実が足されている分,糖質が高くなってしまうために同じ結果にはなりませんが,それでも高タンパクは実現できています。
また,消費期限はロイヤルブレッドの方は1週間もないのに対して,BASE BREADの食パンは1ヶ月以上あるというのも確かな魅力と言えるでしょう。
ただし,値段はBASE BREADが1枚当たり130円弱するのに対し,ロイヤルブレッドは35円弱です(2025年3月の西友での売値は6枚スライスで199円となっています)。
3倍以上の差がありますが,より身体に良いものをと考えている方にとっては,この価格差であってもBASE BREADミニ食パンは候補に入ってくるでしょう。
ちなみに,低糖質で有名なローソンのブラン入り食パンと比較してみると,2枚食べると同じくらいのカロリー(222kcal)で糖質は26.8gですので,BASE BREADのの方が優れています(その場合の値段は,BASE BREADの方が倍近くなります)。
外に持っていったときにもスマートな見た目です。
ロイヤルブレッドを食べた後にBASE BREADを食べると,前者はシンプルな味わいである(白米に似ている)ため,バターやジャムなどで味を付けたくなるのに対し(姪っ子はこっちの方が好みでしたが),後者は独特の苦みや深みがあって,単独でも味わうことができます。
普段,通常のBASE BREADのプレーンを具と一緒に食べることの多い私にとっては,今回のミニ食パンの方が使いやすかったので気に入りました。
まとめ
以上,BASE FOOD社から出ているBASE BREADミニ食パンのレビューでした。
特徴としては,食パンならではの味わいや使い勝手に優れ,トーストをしたときとしないとで別の楽しみ方が可能です。
栄養素的には,BASE BREADシリーズに共通で,特に糖質控えめで高タンパク質であるところが市販の食パンよりも優れていました。
BASE BREADの性質上,シュガートーストやハニートーストにアイスを載せるなどのハイカロリーな食べ方はしにくいですが,ミニ食パンを1袋とコーンスープ,そしてヨーグルトの3つを食べるのが気に入っていて,その場合,熱量362kcal,タンパク質17.6g,脂質11g,炭水化物50.9gとなります↓
ミニ食パン | スープ | ヨーグルト | |
熱量 | 229kcal | 80kcal | 53kcal |
たんぱく質 | 13.5g | 1.2g | 2.9g |
脂質 | 7.1g | 2.7g | 1.2g |
炭水化物 | 30.2g | 13g | 7.7g |
ダイエットするときはスープをわかめスープ,ヨーグルトは無糖のものにすれば,脂質と炭水化物の量を減らすことが可能です。
一度に食べる枚数を減らせば,栄養素的にアレンジできる余地が広がるので,卵やハムやベーコン,野菜などを候補に,自分ならではの食べ方を研究してみてください。
BASE BREADを初めて購入される方は,継続コースに申し込むと割引価格で利用できる他,クーポンがたまに送られてきます↓
最後までお付き合いいただきありがとうございました。