今回は,「BASE FOODの食パン」をレビューしていきましょう!
栄養素的には普通のBASE BREADと変わりませんが,食パンの形をしている分,使い勝手や食べた感じに確かな違いがあります。
調理時間がかかってしまいますが,個人的にはトーストするという行為が好きな性格なので,それによる味の変化も楽しみです。
それでは早速,本商品の基本データからみていくことにしましょう!
BASE FOODの食パンとは
BASE FOODから食パンが初めて発売となったのは2022年の5月24日のことです。
このときのフレーバーはプレーン味でしたが,その約1年後となる2023年の5月22日には,第2弾としてレーズン入りのものが販売されました。
開封すると,どちらも中にはミニサイズの食パンが2枚入っているのですが,これで1回の食事に期待される栄養素の半分を摂取することができます。
なお,分類としては同社の看板商品である「BASE BREAD」のバリエーションの1つとされますが,丸い形のプレーン味はすでに存在するわけです。
そちらの内容につきましては,BASE BREADの栄養価をロールパンやシリアルと比較などですでにレビューを終えていますが,今回の食パンは味や栄養素的に極めて似ているように感じます。
それでは,わざわざここで食パンという形で登場となったのは一体なぜでしょうか。
何かしらの差別化は図られていると考えるのが自然なはずです。
例えば,1回噛んだときに口の中に入ってくる量であったり,そのときの食感によっても味が変わったりするのでしょうし,個人的にはトーストしたときの味がどのように変化するかに強く興味を惹かれています。
次章では実食したときの感想をまとめていますが,その前に本商品の事前情報の中から気になったものを整理しておきましょう↓
- 味と食感,サイズ感にこだわり
- アンケート(n=48)で83%が高評価(プレーン)
- レーズンは固くない果実のような食感
- 定価は230円(プレーン)または260円(レーズン)
片手で持ちやすく,全粒粉の香ばしさと甘み,そのまま食べたときの口当たりの良さに加え,トーストしたときのサクもち感が魅力だといいます。
1袋あたり,糖質は30%オフ(山形食パンとの比較)・タンパク質13.5g・食物繊維3.2g・カルシウム116mgという成分も,シリーズに共通しての魅力です。
値段だけは気になるところですが,値ごろ感があれば問題ないでしょう。
BASE FOODの食パンを食べてみた
それでは,BASE BREADの食パンの方,実食していきます。
まずはそのままの状態で食べてみますが,相変わらず食べ応えが半端なくありますね。
栄養の塊を食べているような感じがします。
とはいえ,食パンの柔らかさを感じることができ,通常の丸い形をしたものよりも食べやすいように感じました。
ナイフで切れ目を入れずにただ載せるだけでよいわけですから,それも当然でしょう。
長さ的には9cmほどの正方形に近い形です。
一方,トーストしてみると表面部分の硬度が上がり,サクッとした感じが加わってきます(一般的に,6枚切りよりも分厚く切られたような食パンは厚切りと見なされ,トーストに向いているとされます)↓
そのまま食べたときとは明らかな味の変化を感じましたが,その1つにお酒っぽさが少なくなったことが挙げられ,熱をかけたことにより,そうした成分が気化したというのが要因でしょう。
ちなみに,普通の食パンと比べると焦げやすかったので,レンジ側の設定は弱または短めなどとして焼くようにしてみてください。
ややしっとりとしているので,出来上がり直後は通常の食パンよりも熱くなります。
火傷にはくれぐれもお気を付けください。
味はどんなものとでも合いやすく良い意味で没個性化していますが,栄養素は従来通りの完全栄養食(2袋で,栄養素等表示基準値に基づき,過剰摂取が懸念される脂質・飽和脂肪酸・炭水化物・ナトリウム・熱量を除いて,すべての栄養素で1日分の基準値の1/3以上を含む)です。
本章の内容をまとめると,トーストしたことで,そのままで食べたときよりも風味は豊かになることがわかりました。
逆に,繊細な味わいが残っているという点で,そのまま食べたときの方が優れているようにも感じました。
特にレーズンの方は,トーストしない状態でも十分美味しく食べられます↓

左がノーマルで右がトーストしたもの
レーズン果実の存在はしっかりと感じられますし,パン生地の程よい苦みと上手く調和していて見事でした。
考えてみると,BASE BREADを利用する際,常時アレンジを加えるわけではないでしょうから,特に何の調理も必要としないレーズンは使いやすいです。
やわらかいパンが好きで,BASE BREADの味も本来から知っていておいしく食べられている方,時短に魅力を感じるような方であればそのままを,そして,BASE BREADビギナーの子どもであったり,トーストしたパンが好きな方はひと手間加えてみることをおすすめします。
市販されている食パンとの比較
ここでは,市販されている食パンとBASE FOODのものを比べてみましょう!
今回はロイヤルブレッドを比較対象に選び,めぼしいところの栄養成分を比較してみます(両者とも85gとして計算)↓
BASE BREAD※ | ロイヤルブレッド | |
熱量(kcal) | 233 (281) | 219 |
タンパク質 | 13.5 (13.5) | 7.7 |
脂質 | 7.2 (7.4) | 3.4 |
炭水化物 | 25.4 (38.1) | 39.4 |
食塩相当量 | 1.0 (1.1) | 0.9 |
※カッコ内はレーズンのもの。
これ以外のビタミンや葉酸などの栄養素においてはまた違いがあるのは確かですが,基本的なところでは,低糖かつ高タンパクになっているところが大きな違いです。
レーズンの方は,果実が足されている分,同一条件とはなっていませんが,それでも高タンパクは実現できています。
また,消費期限はロイヤルブレッドの方は1週間もないのに対して,BASE BREADの食パンは1ヶ月以上あるというのは確かな魅力と言えるでしょう。
ただし,値段はBASE BREADが1枚当たり115円以上するのに対し,ロイヤルブレッドは40円弱です(2023年6月の西友での売値は6枚スライスで212円となっています)。
3倍ほどの大きな開きがありますが,その分,より身体に良いものをと考えている方であればこの価格差があってもBASE BREADは候補に入ってくるでしょう。
外に持っていったときもスマートな見た目です。
ロイヤルブレッドを食べた後にBASE BREADを食べると,前者はデッドな味わいである(白米に似ている)ため,バターやジャムなどで味を付けたくなるのに対し(姪っ子はこっちの方が好みでしたが),後者は独特の苦みや深みがあって,単独でも味わうことができます。
普段,通常のBASE BREADのプレーンを食べている私的には,このミニ食パンの方がより使いやすかったので気に入りました。
まとめ
以上,BASE FOOD社から出ているBASE BREADミニ食パンのレビューでした。
特徴としては,食パンならではの味わいや使い勝手に優れ,トーストをしたときとしないときで別の楽しみ方が可能です。
栄養素的には,BASE BREADシリーズに共通で,特に糖質控えめで高タンパクであるところが市販の食パンより優れていました。
BASE BREADの性質上,シュガートーストやハニートーストにアイスを載せるなどがしにくいですが,糖質が抑え気味であるからこそ,そういった羽目の外し方もできるもので,1回くらいは試してみたいと思っています。
もちろん,2袋(4枚)食べるのでなければ,栄養素的にアレンジできる余地が広がるわけで,卵やハムやベーコン,野菜などを候補に,自分ならではの食べ方を研究してみてください。
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最後までお読みいただきありがとうございました。