基本的には桔梗庵中心の二郎ライフを満喫している私ですが,たまには店の味に近いチャーシューや背脂を食べてみたくなるものです。
そこで今回は「宅麺.com」で二郎のインスパイア系ラーメンをいくつか注文してみました。
このサイトは,品ぞろえはいまいちで,かつ送料も高いので気軽に利用できるものではありませんが,実店舗のスープや具材を急速冷凍したものを届けてもらえるので味に間違いはありませんし,ラーメンの種類も全国の名店から選べるため,自宅で作るラーメンの中では間違いなく最高の一杯ができあがります。
一体どのような状態で届き,一体どのような二郎が完成するのか,興味のある方は是非お読みください!
宅麺.comとは
宅麺.comは全国の有名店のラーメンを自宅で楽しめる,ラーメン専用の通販サイトです。
実店舗の具材をそのまま冷凍して届けてもらえるため,本物に極めて近い味が楽しめます。
もっとも,冷凍に向かないものや市販品で手に入るようなもの,例えばもやしやキャベツや海苔,ニンニクなどは同梱されてこない点には注意が必要ですが,スープや麺,そして何より嬉しいのがお店のチャーシューが入っていることで,場合によっては背脂などまで同梱されて届くところは最高です。
麺とスープはうまく用意できても,おいしいチャーシューまで揃えるのは至難の業です。
なお,宅麺.comでは注文方法も簡単。
カテゴリやランキングなどを参考に,好みのラーメンを見つけてはカートに入れるだけですから。
ページには各ラーメンの特徴であったり,一般的な評価や味の分類,さらにページを下げていくと実際の店舗の地図や営業時間,そして購入者によるレビューまで読めるので,そちらも参考になります↓↓
例えば上の「とみ田」のつけ麺ですが,松戸駅で食事をしようとなった際にものすごい行列を見たことがありますが,本店だと2時間待つことも当たり前のようにあるようですね。
それを一切待たずに自宅で食べられてしまうところが宅麺.comの魅力となります。
が,その反面,こんなに多くの名店からラーメンを集めてきては販売するのは思った以上に大変なことなのでしょう。
在庫面では安定していません。
会員になると入荷を通知してもらうことができるのですが,メールに登録しても,連絡が来てから数時間後に見ると再度在庫切れなんてこともあります。
また,運よく購入できたとしても,次に送料の問題が出てくるわけです。
宅麺.comの送料は,税抜き表示で
- 900円+120円×頼んだ食数
となっていて,沖縄や北海道の場合はさらに別料金がかかります。
離島住まいでなくても,5食も頼めば送料だけで1,500円となってしまうので,冒頭に言った通り,気軽に利用できるサイトではないのです。
そうなると,やはり1回の注文で何食かは頼みたくなりますよね(流石に1食だけに送料1,020円を支払うのは勿体ない)。
とすれば今度はまた別のお気に入りのラーメンの在庫問題をクリアする必要があるわけで,結局,ある程度満足の行く購入をするためには,お気に入りのラーメンの在庫が複数ある状態で注文できる必要があり,1回あたりの支払総額が大きくなってしまうことを覚悟しなければなりません。
しかし,利用のためのハードルがこのように高く設定されているにもかかわらず売り切れが続出してしまうあたり,全国のラーメン愛好家はものすごい数いるのでしょう。
ちなみにこの宅麺.comですが,2010年7月にオープンしてからすでに10周年を迎えており,先日14,800円する特別セットを数量限定で販売したので私も思い切って注文してみたのですが,希望者多数のため抽選となった挙句に落選しました↓↓
まさか500人もこれほど高価なセットを頼む人がいたとは予想だにしていませんでした。
私にただ運がなかっただけかもしれませんが,実際なかなかの倍率になったのではないでしょうか。
そこで今回はラーメン二郎のインスパイア系を5種類ほど頼んでみました。
次章ではその際の様子についてみていきましょう!
ラーメン二郎が到着した時の様子
宅麺.comで注文した二郎のインスパイア系ラーメンですが,クロネコのクール宅急便で届きました。
今回は全5食で7,000円弱支払うことになりましたが,確かに,実店舗まで食べに行く電車賃や,チャーシューを自前で用意するときは意外と材料費かかりますから,プチ贅沢な体験ができると思えばしょうがないですよね。
早速冷凍庫に入れてしまいましょう!
賞味期限は40日間ということですが,冷凍なのでだいぶ長く保存できそうです。
1食ごとに袋に入れられており,スープや麺そして具材の他に,作り方の説明書が1枚入っています↓↓
裏には作り方が載っていて,両面カラー印刷で思いのほかしっかりとした作りですから,大いにテンションが上がるはずです。
説明書にはおすすめのトッピングについても書かれていて,これらは別に準備する必要があるのであらかじめ目を通しておきましょう。
例えば上のものですと「刻みニンニク,もやし,キャベツ,そして唐辛子」が挙げられていました。
また,道具としては鍋やザル,丼などが書かれていますが,こちらは問題ないでしょう。
それでは次章で調理の様子を紹介します。
宅麺.comの二郎ラーメンの作り方
宅麺.comのラーメンを調理する際にやることは全部で以下の3つでしょう↓↓
- スープを作る
- トッピングを用意する
- 麺を茹でる
コンロは2つでも足りないくらいですし,最初は手際が悪くなってしまいますが頑張りましょう(私は5つ作ってもいまだに慣れません)!
まず先に一番時間がかかるスープを用意することから始めますが,熱湯で10~15分ほど温めます↓↓
味付け脂が付いてくる場合はそれも熱湯で5分ほど温めましょう。
ちなみに,できるだけ熱々のスープで食べたい私は,自分の手際の悪さをカバーするため,できたスープは別の鍋に移して直前までグツグツさせておくことにしています(丼も熱湯で温めておきます)。
次にキャベツやもやしを用意しますが,店で二郎を食べている時に見ていると,大体麺が茹で上がる前にこれらの準備は完了しているので正しい手順でしょう。
お湯で1分30秒くらい茹でます↓↓
麺は最短時間で茹で上げますが,基本的に桔梗庵よりも細めのお店が多いような気がします↓↓
自宅でのラーメン生活が長くなりすぎて,いつの間にかラーメン二郎の正しい麺の太さすら忘れてしまったようです。
丼にスープを注ぎ,麺をざるに上げて湯切りして投入,最後にトッピングを盛りつけて出来上がりとなります。
出来上がりの様子と食べた感想は,お店ごとに次章でまとめましょう。
宅麺にある二郎インスパイア系のレビュー
ここでは,私がこれまで宅麺.comで頼んだ二郎系ラーメンをレビューしています。
以下のお店のものをこれまでに食べました↓↓
- 俺の生きる道・ラーメンタロー五反田の陣・雷そば・今を粋ろ・バリ男
俺の生きる道
前の章で調理したのは,この「俺の生きる道」のラーメンでした。
「夢を語れ東京」というお店で修行をした店主が茨城県つくば市で営業したのがこの店ですが,私が特に気に入ったのはチャーシューです。
「二郎と言ったらまさにこれ!」といったチャーシューは,それだけに300円~500円は払ってもいいと思える味で,ブロックにかぶりつきたい方は是非注文してみてください↓↓
スープのクリーミーさは少な目ですが,塩分が荒ぶることもなく,意外とまろやかでした。
麺はワシワシで,茹で時間を5分にしたのは正解だったようです。
余ったスープはおじやにしました。
こういった食べ方は店ではできませんよね。
今を粋ろ
山陰地方は鳥取県にある「ラーメンつけ麺今を粋ろ」のスープは,開店当初からつぎ足している醤油ダレが魅力です。
太麺ということですが,平打ちなので細めに感じます。
完成したのがこちらになりますが,こちらのお店のチャーシューも,素人が真似できない美味しさでしたね↓↓
ブロックタイプではないですが,脂が少なめなので,濃厚で塩っぽい味わいが楽しめます。
スープが荒ぶる感じにならないのは,ラードがまろやかさを加えているからでしょう。
「二郎の中では普通」とも評せるスープのおかげでスッキリと食べられました。
また,私は入れませんでしたが,あらびき唐辛子もおすすめトッピングの1つに挙げられています。
雷そば
インスパイア系の中では特に人気が高い「雷そば」。
麺の茹で時間は8分からとなっていますが,個人的にはもっと短くてもいいかと思いました。
巨大チャーシューが目を引く完成形はこちらです↓↓
肉の味わいの中に甘さが感じられてとてもおいしいです。
ただ,脂によって乳化されたスープは人を選ぶので,好みが分かれそうな感じがします。
ちなみに宅麺.comのスープはストレートで,店と同じ濃さで食べられるのがウリではあるのですが,逆に言うと,それ以上濃く作ることはできないわけで,野菜を多めにした場合などにスープが薄まる可能性があるのが弱点です。
説明書には「スープが濃いので野菜を多め」にとありますが,私はもう少し味の濃いものが好きだったので,野菜はほどほどに,麺はしっかり湯を切って召し上がることをおすすめします。
ラーメンタロー
続いて4軒目は,豚が5枚入ったスープがひときわ目を引く「ラーメンタロー五反田の陣」です。
宅麺.comのために肉質が最高の黒豚を選んできたということで,そのボリュームに圧倒されます。
価格的にも1,180円(税抜)はなかなかですが,早速完成形をみてみましょう↓↓
チャーシューは2種類あり,トロトロ系のものとしっかり系のものが入っていました。
ブロックではありませんが,その分食べやすく,かつ食感の違いを楽しめます。
つゆと麺の感じから,途中からうどんを食べているような気がしてきましたが,味は私がイメージする二郎に最も近かったです。
バリ男
スープの封を切った途端「くっさ」となる(褒め言葉)のがバリ男のラーメンです。
唐花が付属しているのが珍しく,今回は全部入れてみましょうかね!
チャーシューは柔らかで,噛むほどにうまみがしみ出してくるものが3枚。
唐辛子は食欲を増進しますね。
最終的に真っ赤に染まったスープをごくごく飲みながら,鼻をかんでは汗をぬぐいながら黙々と食べる。
店内だと意外とこういうことが気になって,心からラーメンを食すことに専念できなかったりしますからね。
冬の時期には特におすすめです(さすがに唐花を全部は入れすぎました)。
まとめ
以上,宅麺.comについての説明とラーメンの基本的な作り方から始まり,実際に二郎インスパイア系のレビューをいくつかしてきましたが,いかがだったでしょうか。
自宅に居ながら,これだけの種類の味が食べられるというのは大変幸せなことです。
品ぞろえや料金についてはもはや目をつぶりましょう。
私が今回レビューした中では,「ラーメンタロー」と「今を粋ろ」が特に気に入ったので,また注文しようと思います。
なお,上の画像で示したのは,宅麺.comにおける二郎インスパイア系のランキング(2020年10月)になりますが,私が気に入った2店舗ともトップ10には入っていませんでした。
これを見ると,人の好みはまちまちなんだなあと実感させられます。
宅麺.comで扱うラーメンに限りませんが,同じカテゴリに分類されるラーメンであっても店によってまったく味が異なるのが面白いところで,たくさん種類を食べてみないと真に自分が好む味はわからないものです。
是非,色々な種類を食べ比べては,お気に入りの一杯を探してみてください↓↓
最後までお読みいただき,ありがとうございました。