今回は,BASE BREADシリーズに新しく加わった「リッチ」を食べてみたいと思います。
最近のBASE BREADは,やわらかくもちもちにする目的でリニューアルが行われたばかりなのですが,その中でプレーンとはまた別のリッチという形で,2つの味が共存することになったのは驚きです。
とはいえ,この事実は,リニューアルでは済ませられないくらいの違いがあることをも意味しているわけですから,両者の比較は後でしっかり行っていきたいと考えています。
BASE BREADリッチの特徴
BASE BREADのリッチですが,2023年の6月19日から販売が開始されました。
ちなみに,更新時点での値段は230円です。
余談ですが,最初は継続コースのゴールド会員以上だけが購入できていたので,BASE FOODではやはりマイルプログラムに参加できるよう,公式サイトの方を普段から利用しておくことをおすすめします↓
さて,そんなBASE BREADリッチですが,カレーやシチューのコクを出すために用いられる「乳タンパク」という原材料が,ユニークさを生み出している要因です。
他にもいくつかプレーンとの違いはありますが,ここでは原材料に注目することにしましょう↓
リッチの原材料
小麦全粒粉,小麦粉,大豆粉,小麦たんぱく,還元水飴,油脂加工食品,乳たんぱく,甜菜含密糖,米ぬか粉,卵黄粉末,パン酵母,醸造酒,アマニ油,食塩,卵白粉末,昆布粉末,粉末油脂,酵母/加工でん粉,調味料,酒精,乳化剤,増粘剤,酸味料
結果として,BASE BREADリッチに自然の甘みとコクが加わることになりました。
先ほどスーパーに行った際,牛乳のポップアップを見かけたのですが,そこでも「豊かなコク」などというキャッチフレーズが書かれていて,そうした豊かさが「リッチ」というネーミングの由来となっているのだと妙に納得したわけです。
ちなみに,BASE FOODサミットの第3回でこのリッチの発表があったわけですが,製法はパンのそれにより近づき,工場は佐賀県の唐津市にあるとの話でした↓
リッチ開発の裏側を聞いたことで,より味が楽しめるようになったことは確かです。
今後もこうした試みは行われるでしょうから,ダイヤモンド会員になった方は忘れずに参加してみてください!
BASE BREADリッチとプレーンの比較
それではBASE BREADのリッチとプレーンを比較してみましょう!
値段ですが,リッチは230円でプレーンの210円と比べてわずかに高いです(ただし,チョコレートやメープル,シナモンとは同じ価格設定です)。
唯一同じと言ってよいのが重さで,リッチ・プレーンともに70gと変わりありませんでした。
しかし,それらの見た目は上記画像のように明らかに異なっていて,丸く盛り上がったリッチに対してプレーンは潰れた格好をしていますが,後者は空気を抜いて冷ます必要があったためにその形になっているのでしょう。
生地の質感ですが,手で持って伸ばすとややビヨーンとなるのがプレーンで,あまり伸びずにビッと裂けるのがリッチです。
密度はリッチの方が小さいわけで,ややスカスカな感じになります↓
香りですが,リッチは良い意味でデッドで,それ自体が強い香りを発するようなことはありません。
一方,プレーンの方は独特の香ばしい感じが漂ってきます。
なお,電子レンジで温めると,リッチはよりプレーンに近づき,苦みを感じるようになりました。
単品として食べる際,やや味が物足りないというときに限って温めてみてはいかがでしょうか。
本章の比較内容を簡単にまとめてみると,リッチはプレーンに比べて柔らかさやしっとり感では劣っているもののより万人ウケする印象で,他のものの味にあまり干渉しないところが魅力です(レンジでチンする場合を除く)。
最近は食べない人も増えてきているようですが,日本人に馴染みのあるご飯で例えてみると,玄米や炊き込みご飯のような味の付いたものより,薄味のはずの白米がいちばんおいしいと感じることがあることに似ているように思います。
これは,塩とオリーブオイルを用意して,リッチをディップしてみればすぐにわかるはずです↓
逆にリッチにジャムを付けて食べたあとにプレーンを食べてみると,プレーンの個性が際立つことになるでしょう。
原材料的には以下のような違いがあります↓
原材料の比較
リッチのみに含まれる=小麦粉,油脂加工食品,乳たんぱく,甜菜含密糖,卵黄粉末,アマニ油,卵白粉末
プレーンのみに含まれる=もち米粉,発酵種,液卵,ライ麦全粒粉,バター,チアシード,米酢,海藻粉末,サトウキビ抽出物
リッチの甘みには甜菜含密糖が貢献しているのかもしれません。
アマニ油も新しいですね。
そして栄養成分の違いですが,タンパク質や食物繊維,鉄やビタミンなどの量に大きな差はみられないものの,
- 脂質(リッチの7.2gに対してプレーンが5.4g)
- 炭水化物(リッチの25.2gに対してプレーンは23.9g)
といった若干の差がありました。
BASE BREADリッチを選ぶ理由
最後に,これまでの内容をふまえて,BASE BREADのプレーンではなくあえてリッチを選ぶ理由について述べておきましょう!
プレーンの進化版がリッチだと思っていた方は,前章までの内容を読めば,それが勘違いであることに気付いたはずです。
プレーンはリニューアル以降であっても,まだまだ確かに感じる苦みのようなものが残されていて,それがプレーンの魅力に繋がってもいるわけですが,それが苦手な方にはリッチという選択肢が考えられるように思います。
先ほどジャムの話をしましたが,子どもが甘いパンを食べたいと言った際に,プレーンは後味としてその苦みが残って気になるようですが,リッチであればそのようなことはありません↓
ちなみにGREEN WOODの手造りジャムが最近の我が家でのお気に入りです↓
また,その無個性さを生かして,ロールパン的にスクランブルエッグを塗ってみたり,カレーやシチューを付けて食べたりするのであれば,迷わずリッチを選びましょう!
味だけで言えばBASE BREAD以外を使っても全然構いませんが,「完全栄養食※」という代えがたい魅力がBASE FOODの商品にはあるわけで,例えば朝にパンとコーヒーくらいしか食べられない小食な方にとってみれば,栄養的に貧相な市販のパンではなくBASE BREADを食べるのは賢い選択です。
※1食(2袋)で,栄養素など表示基準値に基づき,過剰摂取が懸念される脂質・飽和脂肪酸・炭水化物・ナトリウムを除き,すべての栄養素で1日分の基準値の1/3以上を含むもの。
BASE FOODを長期間食べ続けるような場合でも,リッチであればより飽きが来にくいでしょう。
とはいえ,BASE BREADにはチョコレートやメープル,シナモンにカレー,さらに最近ではレーズンパンまでもが登場してきているので,そういったものを選択するのもおすすめです。
また,リッチとは味が違うと言っても,トーストするのであればミニ食パンが便利なわけで,リッチはそのままで食べることが多くなりそうです。
まとめ
以上,BASE BREADリッチの特徴について,プレーンとの比較を交えて述べてきましたが,みなさんの購入意欲は高まったでしょうか。
今回の記事で,特に伝えたかった内容を抜き出すと以下の通りです↓
- リッチの名は乳たんぱくに由来する(バターではない)
- プレーン特有の苦みが不要な場合はリッチを選ぶ
- 付け合わせとして食べるのに向いている
- 単独で食べるならレンジで温めるのもおすすめ
私は,実際に食べ比べてみて,逆にもちもちの感触としっとり感がある独特の味わいのプレーンならではの個性が見えてきたところが面白かったです。
BASE FOODの継続コースではひと月分をまとめて購入するようにしていますが,これまではプレーンが最大個数を占めていたところを,今後はリッチを注文することになるでしょう↓
今回紹介したリッチをきっかけにBASE FOODを始めようと思っている方は,以下の記事も読んでみてください↓
最後までお付き合いいただき,ありがとうございました。